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この記事は2009.07.25 Saturdayに書かれたものです。

Vol.2 Fender STRATOCASTER SB/R 1966


もう何の説明もいらないエレキギター史上、不動の名器であること間違いの無い“FENDER STRATOCASTER”。1954年の発売以来、マイナーチェンジを繰り返しながら現在でも進化し続ける、他に類を見ないデザインとその機能性は、発表以来いつの時代もミュージシャンたちのかけがえのない道具として選ばれ、使用されてきました。しかしながら、不遇の時代というのも経験してきているのがこのSTRATOCASTERです。60年代半ばから後半にかけてこのギターはFENDER社カタログの奥隅に追いやられました。そしてそれを救ったのが言うまでもないJIMI HENDRIXでした。ジミヘンがこのギターの潜在能力の全てを引き出したと言っても過言ではないでしょう。そのジミヘンがエクスペリエンス時代によく使用していた当時の新品がこの1966年製STRATOCASTERでした。まさにロックを、ブルーズを、ギタープレイそのものを、そして時代までをも変えたギターを2回目に取り上げます。

レオフェンダーがFENDER社をCBSに売り渡したのが65年と言われており、その後のFENDERのことをCBS FENDERと呼んでいます。CBS FENDERイコール大量生産のイメージが強いのですが、66年は売り渡された直後であり、よってプリCBS時代の工法がまだ生きていた最後の年代と言ってもいいでしょう。その象徴がオールラッカー塗装と言えます(67年途中からポリ塗装)。

そして66年からはこのようなラージヘッドが採用されるようになるわけですが、ヘッドの厚みがプリCBSより厚いのがこの年代の特徴です。写真でおわかりの様に、クルーソンのストリングポストが全て露出していません。このヘッドの厚みがやはりサウンドに影響しているのは否定出来なそうです。

ネックデイトの読み方ですが、左の13が機種名(年代によって数字が変わります)、次が製造月これは4月ですね。そして、最後のBはネックシェイプとなり、これはBシェイプ(スタンダード/ナット幅1.5/8インチ)ということになります。
このスタンプの書体にときめく方もずいぶんとおられるかと思います(笑)。

次にネックジョイントの仕込みですが、この隙間です。確かにきっちりとはまっている方が弦振動の伝達率は良いに決まっていますが、ヴィンテージのストラトに関してはこのくらいの隙間はざらにあります。それでも生きている様に鳴ってくれるところがヴィンテージのヴィンテージたる所以であり、マジックなんですね。
結局この時代、まさか40数年後にこのギターにこんな価値が付くとはFENDER社の誰もが想像もしなかったでしょう。

次にピックアップですが、これがグレーボビンのオリジナルです。ブラックボビンよりエッジがあるサウンドが特徴的で、よりロック向きとも言われていますが、66年製に関しては先ほども触れました通り、どこかプリCBSを思わせるギリギリの年代65年製と68年以降の攻撃的なサウンドとの中間と申しますか、繊細さとワイルドさを併せ持ってる感じです。

ボディー内部のザクリにはヴィンテージ好きの方には御馴染みの“S”文字がハッキリとあります。
ピックガードに隠れて見えない部分をよく見ると赤の塗装痕がまだ残っています。本来ならば赤がもっと強めにボディー内部の方まで吹かれていて、それが褪色してこのような味わい深い3トーンサンバーストに経年変化していることが確認出来るわけです。コチラはポット、キャパシター、SW共にオリジナルでした。

そんなわけで今回も計ってしまいました。
写真左上が66年製に付いていたオリジナル・シンクロナイズド・トレモロユニット、右下が最近のVINST用です。イナーシャブロックの重さは同じで、サドル及びプレートが最近のモノは若干重いようです。ただしこれは単に重さが同じであれば良いという問題ではなく、金属素材そのものの質で鳴りというのは変わると思われますので、やはりヴィンテージにはヴィンテージのユニットを付けるのが最適でしょう。ただし、経年劣化は避けられませんので、多少の音の犠牲は覚悟で使用する場合のみサドルを今モノに交換したりはありと考えられます。

装着するとこんな具合となります。
何とも形容しがたい風格ですね。今モノのレリックには絶対に出せない何かがあります。
塩ビピックガードの色具合、ピックアップ&ピックアップカバーの微妙な削れ具合、そしてノブの微妙なカタチと色…。
熟成されています(笑)。
そういえば“PAT.PEND”と書いてあるこちらのサドルも、ヴィンテージパーツの単体売りでは最近ほとんど出なくなりました。貴重ですので所有されている方は大切になされた方がよろしいです。

最後にどの写真にしようか迷いましたが、通常あまり見ることがないであろうスプリングをはずした状態の裏側の写真です。こちらの66年製の場合はバックル傷もなく、かなり良い状態というのがお解かり頂けると思います。





ついでですのでもう1枚。ネックジョイント部の写真です。奥に見えますボディー側ジョイント部に入っている“シム”ももちろんオリジナルです。


まとめ

一体何本のストラトをジミヘンが弾き潰した(?)のかわかりませんが、後期のバンド・オブ・ジプシーズで使用していた貼りメイプルの白黒があまりにも有名で、そのイメージが強烈に印象的ではありますが、生涯特にレコーディングにおいて気に入って使用していたといわれているのが、67年製だそうでそれだけは壊さなかったと言われています。
ストラトというとどうしてもクローシャン・ヘッドのプリCBS期か、あるいは70年代初期のラージ・ヘッドに人気が集中しがちですが、いわゆる過渡期と言われるこの時期の不遇だった頃のストラトも独特な個性を持ち、本物のサウンドを持つギターとして燦然と輝いていると言えるのではないでしょうか。


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