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この記事は2019.06.06 Thursdayに書かれたものです。

「標準」の座を賭けして

 

機械工学系のエンジニアの出身であるギタービルダーの”オーラ・ストランドバーグ”が人間工学に基づいたデザインと製作を行う、スウェーデンに拠点を置くカスタムギターブランドstrandberg。

 

その中でも旗艦商材群と言っても過言ではない国産モデル、それが「J-Series」と呼ばれるシリーズです。

以前ご紹介した「Order Tours Report 2019」に先立ち、そもそも「J-Series」とは何ぞやという部分から果ては各商材のクローズアップまで、担当が満足行くまで筆をとる次第です。

 

第5回目の今回は、当該シリーズのデフォルトピックアップ「Lace Alumitone」と新たにラインナップした「FISHMAN Fluence」を徹底比較してみます。

 

 

比較の前に

 

まずは、「Lace Alumitone」と「FISHMAN FLUENCE」を簡単にご紹介していきたいと思います。

 

〜Lace Alumitone〜

 

そもそも「J-Series」のみならず「strandberg」については、デフォルトとして「Lace Alumitone」が搭載されています。

この「Lace Alumitone」は、一般的なピックアップと比較して格段にノイズが少ないという強みがあります。

ピックアップ内部にコイルが殆どなく、いみじくも中空構造になっていることがミソです。

かと言って出力が弱い訳でもなく、クリーンからハイゲインまでオールレンジに再生します。

音響特性としては、良く言えば無駄なものを払拭してスッキリした感じ。しかし同時に、少々無機質過ぎるという意見も頂戴します。

 

〜FISHMAN FLUENCE〜

 

先述の「Lace Alumitone」が永らくデフォルトとされてきた中で、インドネシア製モデル「Boden Original」で採用されたことを口火として、「J-Series」でも「FISHMAN FLUENCE」が搭載されたモデルが登場しました。

こちらも中々に革新的なピックアップで、圧倒的なノイズレスを誇ります。

この「FISHMAN FLUENCE」の内部も面白い構造で、なんと回路基板が組まれていたりします。

その回路でゲインをコントロールする形でコイルタップを実現しており、もはや一種の機材と言っても過言でありません。

再生能力が非常に高く、素晴らしい高解像度感を誇ります。

 

 

比較個体のご紹介

 

それでは、今回の比較にエントリーした個体をご紹介致しましょう。

 

〜Entry No.1:Boden J8 Standard Tigerwood(Lace Alumitone搭載)〜

 

 

〜Entry No.2:Boden J7 Standard 5A Flame Maple(FISHMAN FLUENCE搭載)〜

 

 

今回は、上記2機種の「J-Standard」を使って比較をしたいと思います。

次に、それぞれのスペックをテーブルに纏めてみます。

 

【表:スペック比較】

Entry No.1 Entry No.2
Body Top Tigerwood Gloss 5A Flame Maple Gloss
Body Back Solid Basswood Solid Basswood
Neck Roasted Maple Roasted maple
Fingerboard Ebony Ebony
Pickups Lace Alumitone FISHMAN FLUENCE Modern

 

ご覧の通り、違いはボディトップと弦種とピックアップだけです。

 

トップ材に関しては突板仕様の「J-Standard」なので、音質的な影響は極めて微々たるものと愚考します。

弦種についてはネック幅やボディスケールが異なってくるので、正直なところ多少の影響はあると思います。

とは言え、ピックアップを変更した時程の変化に届くかどうかは微妙なところなので、今回はご宥恕願いたいところです。

(ありがたいことに、FISHMAN搭載の日本製8弦種は全てご成約を頂きましたので……。)

 

この様に、両者の違いは殆どピックアップだけという状況下で、早速サウンドの比較へ参りたいと思います。

 

 

サウンド比較

 

比較方法ですが、前回の記事<肆:Custom 対 Standard>の時と同様に、クリーントーンでのコードフレーズとドライブサウンドでのリズムフレーズをそれぞれで弾いてみます。

 

音色は「Fractal / Axe III」のプリセットからリヴァーブブロックを切ったのみのサウンドを使用。

因みに使用したプリセットは、クリーントーンでは「007:Prince Tone」を、ドライブサウンドでは「036:FAS Modern」を選択。

 

また、録音についてもフラクタルのUSBからMac Book Airに送るものとし、DAWは「Grage Band」を使用します。

 

そして、今回は趣向を少し変えてみます。

 

どちらの個体で弾いたのかはこの時点では申し上げません。所謂ブラインドテストの様なものです。

音色それぞれにA,B,C,Dとアルファベットを振りますので、どれがどちらのモデルで弾いた音色なのか、ミニゲームのつもりでチャレンジしてみては如何でしょうか。

 

では、いってみましょう。

 

〜A(クリーントーン)〜

 

〜B(クリーントーン)〜

 

〜C(ドライブサウンド)〜

 

〜D(ドライブサウンド)〜

 

クリーン同士とドライブ同士、ピックアップの比較だけあって流石にそれぞれで違いがハッキリしています。

そして、ミニゲームはお楽しみ頂けたでしょうか。

早速、正解発表に参りましょう。

 

A:「Lace Alumitone」のクリーントーン

B:「FISHMAN FLUENCE」のクリーントーン

C:「FISHMAN FULUENCE」のドライブサウンド

D:「Lace Alumitone」のドライブサウンド

 

さて、満足いく正解率となりましたでしょうか。

 

やはり、「Lace Alumitone」はスッキリしているというイメージは間違っていなかったと思いました。

この音響特性は、場面によっては非常に重宝するものだと思います。

 

対しての「FISHMAN FLUENCE」ですが、こちらもやはりイメージ通りの高解像度感でしたね。

同時に、音作りの幅というかやり込み度も凄まじいので付き合いは長くなりそうなピックアップかもしれません。

 

因みに、こうして改めて比較して筆者個人が思ったのは、世間が毛嫌いする程「Lace Alumitone」も捨てたものではないなということです。

特に、「Lace Alumitone」で奏でられたドライブサウンドのカリカリ感は少しツボでした。

「FISHMAN FLUENCE」に関しても、もっと沢山の方々に知って頂きたいアクティブピックアップだと感じました。

この再生能力は凡ゆる場面にも対応でき得るものであることを、再認識致しました。

 

 

おわりに

 

デフォルトピックアップ「Lace Alumitone」と新たにラインナップした「FISHMAN Fluence」を徹底的に比較してみましたが、如何だったでしょうか。

ギター本体のスペックと違ってピックアップはお好みで換装が出来るので、お持ちの「strandberg」のPU交換のご依頼や新規ご購入の相談は是非とも当店で。

 

今後も「J-Series」の様々な部分にフォーカスして、今回の様に徒然なるままに筆を走らせたく思います。

 

それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。

また次回、お会いしましょう。

 

 

前回:<肆:Custom 対 Standard>

 

 

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