この記事は2008.01.18 Fridayに書かれたものです。
製作工程の話
TOTEM GUITARはすべて木材の状態からボディ、ネックがビルダーの手によって作られます。
まずはボディ造りから始まります。
1.ボディのベースとなるマホガニーやアルダー、レッドウッドなどをあらかじめ選定します。その上にどんなデザインでどんなオブジェをのせるかです。どこかで拾ってきたようなガラクタを大量にストックしてあり、その中からテーマを決めてレイアウトをはじめます。レイアウトが決まったらボディのアウトラインを決めながらカットします。
2.特別に配合されたクリアの樹脂を充填し、約10日間ほど埃の入らない箱の中で固まるのを待ちます。樹脂は硬くもなく柔らかくもない絶妙なバランスで配合されています。バックの木材とのサウンドを想定した調合はもちろん企業秘密。
同時進行でネックも制作に入ります。ネックに関しても木材の状態から切り出して、指板の貼り付け、整形、塗装、フレット打ちまでビルダーが行います。一部コストダウンしたラインアップ“Xシリーズ”はネックを外注していますが。
3.ボディが固まったところでピックアップキャビティやコントロールキャビティのルーティング。
4.最後に仕上げのコーティングをほどこしてボディのできあがりです。ボディが完成してしまえばあとは普通のギターと同じ工程で組み込みが行われます。
ボディのルーテイングが行われる前に“こんなボディできたけど、、、”という画像メールが宮地楽器に送られてきます。イケそうなボディがあればピックアップレイアウトやネックの仕様を指定して1本オーダーする事になります。ボディが出来ていれば完成まで2.3週間です。ちょっと早すぎる気もします、、、、。ラッカー塗装は完全に乾くまで1ヶ月はかかりますよね?そのせいでしょうか日本に到着してからネックが落ち着くまで数ヶ月かかりますね。店頭に展示してからもこまめにネックの状態をチェックしています。
という具合で芸術的な1本ものギターが当店にやってくるわけです。最近はヨーロッパに新しいディストリビュータができたようでかなり注文が殺到しているようです。そのためなかなか新作ボディができてこないのが悩みの種です。今までのペースだと年間で8-10本くらいでしょうか?もっとつくってくれーマイケル!
私個人的にこのアートなギターにハマッテしまい数本所有しています。今後もこのギターが供給され続けるという保証はどこにもありませんからね。しかも1本もので同じものは絶対出てこないとなると、、、、もう買うしかないでしょう!今度はベースも買いたいと思ってマス。
というわけで非常に簡単に制作の話が終わってしまいました、、、、。
次回はすでに生産完了となってしまったDREAMCATCHER GUITARの話をしたいと思っています。
(宮地楽器神田店 店長)
TOTEM GUITARはすべて木材の状態からボディ、ネックがビルダーの手によって作られます。
まずはボディ造りから始まります。
1.ボディのベースとなるマホガニーやアルダー、レッドウッドなどをあらかじめ選定します。その上にどんなデザインでどんなオブジェをのせるかです。どこかで拾ってきたようなガラクタを大量にストックしてあり、その中からテーマを決めてレイアウトをはじめます。レイアウトが決まったらボディのアウトラインを決めながらカットします。
2.特別に配合されたクリアの樹脂を充填し、約10日間ほど埃の入らない箱の中で固まるのを待ちます。樹脂は硬くもなく柔らかくもない絶妙なバランスで配合されています。バックの木材とのサウンドを想定した調合はもちろん企業秘密。
同時進行でネックも制作に入ります。ネックに関しても木材の状態から切り出して、指板の貼り付け、整形、塗装、フレット打ちまでビルダーが行います。一部コストダウンしたラインアップ“Xシリーズ”はネックを外注していますが。
3.ボディが固まったところでピックアップキャビティやコントロールキャビティのルーティング。
4.最後に仕上げのコーティングをほどこしてボディのできあがりです。ボディが完成してしまえばあとは普通のギターと同じ工程で組み込みが行われます。
ボディのルーテイングが行われる前に“こんなボディできたけど、、、”という画像メールが宮地楽器に送られてきます。イケそうなボディがあればピックアップレイアウトやネックの仕様を指定して1本オーダーする事になります。ボディが出来ていれば完成まで2.3週間です。ちょっと早すぎる気もします、、、、。ラッカー塗装は完全に乾くまで1ヶ月はかかりますよね?そのせいでしょうか日本に到着してからネックが落ち着くまで数ヶ月かかりますね。店頭に展示してからもこまめにネックの状態をチェックしています。
という具合で芸術的な1本ものギターが当店にやってくるわけです。最近はヨーロッパに新しいディストリビュータができたようでかなり注文が殺到しているようです。そのためなかなか新作ボディができてこないのが悩みの種です。今までのペースだと年間で8-10本くらいでしょうか?もっとつくってくれーマイケル!
私個人的にこのアートなギターにハマッテしまい数本所有しています。今後もこのギターが供給され続けるという保証はどこにもありませんからね。しかも1本もので同じものは絶対出てこないとなると、、、、もう買うしかないでしょう!今度はベースも買いたいと思ってマス。
というわけで非常に簡単に制作の話が終わってしまいました、、、、。
次回はすでに生産完了となってしまったDREAMCATCHER GUITARの話をしたいと思っています。
(宮地楽器神田店 店長)
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- 2008.01.18 Friday