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この記事は2016.03.22 Tuesdayに書かれたものです。
祝誕生60周年!! Hofner 500/1ヴァイオリン・ベースのコントロールって!?
今年はビートルズの来日50周年という事で、様々なイベントや企画が多方面で行われる事でしょう。そんな中、Hofner ヴァイオリン・ベース(500/1)も1956年の誕生からなんと60周年!!バイオリン・メーカーが造るエレクトリック・ベースは、世界一有名なバンドのベーシストに愛され、今尚その輝きを放っています。
という事で今回は、ユーザーにも意外と知られていないHofnerのコントロールについてお話したいと思います。
 

1956 500/1 (Hofnerホームページより)
まずは、記念すべき初年度 1956年製の500/1です。 今となっては違和感を感じる方も多いであろう、この楕円形パネルに4つノブの仕様。ご覧の通り2Vol&2Toneは非常に分かり易いですが、こちらの使用は58年までの初期仕様となります。


こちらは先日当店に入荷した 500/1 60th Anniversary Violin Bass
オリジナル・モデルをリスペクトした初期コントロールです。



58年以降は皆さんご存知、四角いパネルに2つのボリューム・3つのスイッチが採用されます。
(一時期アクティブサーキット搭載のレアなモデルも存在しましたが)

こちらは日本代理店・ホームページの説明書。
初めてご覧になる方は「?」となってしまうであろう、独特のコントロールですね(笑)
1.RHYTHM/SOLO(リズム・ソロ)スイッチ
「リズム側ではキャパシターを通り、高域がカットされたプリセット・トーンになります」
多くのモデルはポットを採用しているトーンですが、Hofnerはスイッチを採用しています。
イメージ的にはSoloがトーン10、Rhythmが5から0と考えると分かり易いかもしれません。
高音がカットされますので、音量も下がります。
 
2.BASS/TREBLE スイッチ
「出力したいP.U側をONにすると、もう一方のP.Uがカットされます。そのため、両方のSWをONにすると両P.Uは音が出ません」

両方ONなのに音が出ない…これが非常に分かりづらいですね。

下記が回路図になります。


まとめますと、2つのVolumeノブは、その名のとおり リア/フロントP.U それぞれのVolumeになります。
スライドスイッチの「RHYTHM/SOLO」は簡単に言いますと“プリセット・トーン&ヴォリューム”となり、「SOLOでVolume10」「RHYTHMでVolume5」に相当します。「BASS/ON時はフロントP.UがON」、「TREBLE/ON時はリアP.UがON」になる、というのはお分かり頂けるかと思います。

しかし!!「どちらもON時」は音が出ない」というのがこのコントロールのミソなのです。
通常なら「どちらもONでリア&フロントのMixが出るでしょう」と言うのが人情ですが、ドイツ生まれのこのコントロールは根本的に考え方が違う様です。

では、実際にそれぞれの場合で説明します。(SOLOに固定で)


こちらは、最も多くのHofnerユーザーがチョイスする「BassのみON」パターン。
「フロントP.UのみON」という事になります。何故このパターンが多いのかと言えば、我らがPaul McCartneyがこのセレクトをしているからです。このようにコントロールがVの時(ポールはレフトハンドなので逆V)を描いているのはファンの間ではお馴染みですね。リアに比べて非常に暖かみのあるメローなサウンドが持ち味です。



対して、こちらは「TrbleのみON」つまり「リア・P.UのみON」ということになります。その名のとおり非常にトレブリーで非常に歯切れの良いサウンド。しかし、実際に音出しをして切り替えてみますと「BassのみON時」よりもトレブリーなだけではなく音量が大きいことにお気付きになられるでしょう。一般的にリアP.Uの出力が高いから思われている方が多い様ですが、そうではありません。

その訳は「BassのみON」時は低音を強調するトーンを演出するため「ハイカット・コンデンサー」を通るためです。

次に、説明書に「両方のSWをONにすると両P.Uは音が出ません」とありました。
ではどちらもOFFの場合は?

この時は、リア&フロントP.Uのミックスとなります。それぞれのヴォリューム・コントロールが可能ですので、様々なトーンの演出が可能になっています。さらに、この時フロントP.Uのサウンドはハイカット・コンデンサーを通りません。という事はリアP.Uのヴォリュームを絞れば「コンデンサーを通らない、素のフロントP.U」のサウンドがアウトプット出来るという事です。実際に比べてみると良くわかりますので試して下さい。

如何でしょうか。
Hofner社が考えるコントロール・スイッチの意味はP.UのON/OFFではなく、文字通り「トーン全体のコントロールを意味する」と言う事がお分かり頂けたのではないかと思います。この独特のコントロールは廉価モデルにも同様に採用されています。

最後に各モデルのコントロールの内部をご覧頂きましょう。

まず、V61(ドイツ製、キャバーン)
コントロールプレート


HCT500/1(中国製) P.Uはドイツ製。ご覧の通り年式や生産工場でポットやスイッチ、抵抗の種類が違います。


BB Ignittion Bass(インドネシア製) 生産効率を考慮して基盤を採用しています。


こちらは2008年の限定モデル、500/1 WHP 2nd(ドイツ製)


こちらは最新のフラッグ・シップである500/1WHP 3rd(ドイツ製)

如何でしたか。その圧倒的知名度により、「ポール マッカートニー・ギア」として君臨するバイオリンベースではありますが、今回ご紹介したコントロールを駆使する事により、意外と多彩なサウンドメイキングが可能。唯一無二のルックスとサウンドを兼ね備えた名器は60周年と言うこの節目に、今一度見直されるべきかと思っております。必ずしもポールと同じにする必要は有りません。コントロールを理解すれば、さらなるポテンシャルを秘めた楽器。先入観を持たずに一度手に取ってみて下さい!!
 
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