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この記事は2009.05.16 Saturdayに書かれたものです。
Vol.1 Gibson ES-335TDC CH 1963
     
Gibson初のダブル・カッタウェイ・ボディ、センター・ブロックの採用等、まるで後の時代を見抜いていたかの様な画期的アイディアを詰め込んで58年に登場したES-335…。
そのソリッド且つアコースティカルなサウンドは、いつの時代も選ばれたアーティストたちの愛器としてシーンに登場しました。
特にコチラの63年製(仕様)はクリーム時代のエリック・クラプトンが使用していたことにより、いまだに根強い人気があり、ブルーズからロック、はてまたオールラウンド・プレイヤーにとっても憧れの的となっています。
細かい仕様は専門書に任せて、コチラでは独自の切り口からインプレしてみようと思います。


この年代の主な大きい特徴としてはストップ・テイルピース仕様であり、金属部分がニッケル・メッキであるということ。ストップ・テイルピースに関しては発売年の58年からの特徴で64年まで続いていた仕様なのですが、65年以降、ヴィンテージ・リイシューものが発売される80年代までブランコ(トラピーズ)・テイルピースに変わります。
ストップ・テイルピースのサウンド的な特徴はタイトなテンションとロングサスティーンであり、元々設計段階でセンター・ブロックを入れているという構造自体、同時期に発売していたレスポール等のソリッド・ギターのノウハウをES(エレクトリック・スパニッシュ)シリーズに取り入れたということなのでしょうか。しかし、時代的背景からか、何らかの理由でかねてからESシリーズの伝統であったトラピーズ・テイルピースに変更されたわけです。そしてこのストップ・テイルピース仕様のES-335に時代が追いついたのが1970年代後半のクロスオーバー・フュージョンブームの頃でした。

違う角度から見てみました。たとえば現在のヒストリック・シリーズの同じニッケル・メッキものと何処か雰囲気が違うと思いませんか??そしてブリッジ・サドルがナイロン製というのも60年代によくあった仕様ですね。ナイロン・サドルに関しては、音がブラスに比べてべチャっと潰れた感じになりますが、これは各々の好みでしょう。もしサウンド的にブラスサドルの方が好みの場合でも、サドルくらいならリプレイスメントでいくらでもあるので、使用する時はそちらに交換して使うのも手です。
当然のことながらボディのチェリーレッドの深みが全く現代のモノとは違います。この絶妙な色の雰囲気が、たとえ現在のテクノロジーをもってしても再現不可能な部分。そしてこの独特な色合いと、また微妙に何処かが違うニッケル・パーツとの組み合わせで、ヴィンテージという外観が醸し出されるワケです。ギターが「オーラを放っている」とはまさにコレを指すものと思われます。



さて、本物のアルミ・テイルピースの重さとは一体どれくらいなのでしょうか?ということで計りました。
写真でお解かりの様に0.03Kg…つまり30グラムです。

そしてコチラがニッケルのアルミ・テイルピースと初期型ABR-1(針金付き)のアップ写真。下はそれらがどんな感じでギターにセットアップされているかサイドから見た写真です。
ブリッジ自体が低く設定されていると感じるのは、ボディに対するネックのジョイント角度が浅めな為です。実はES-335が発売された当時のネック・ジョイント角度はもっと浅めでした。したがって通常の高さのABR-1は取付け出来ず、高さが短いABR-1が付いていました。ヴィンテージ・パーツとしてコチラを探されているお客様もいらっしゃいますが、残念ながらほとんど市場に出ることはありません。

次に話題をピックアップ本体に移します。この年代(ニッケルメッキ)までのピックアップを通常ナンバードPAFあるいは初期型ナンバードと呼びますが、では70年代まで続いた“ナンバード”PUと“ナンバードPAF(初期型ナンバード)”との違いとは一体何なのでしょうか??
これは一言、ナンバードPAFとは

“PAFそのものにパテントナンバーのシールが貼られているもの”

そうお考え頂くとよろしいと思います。要するに57年から61年までのPAF(PATENT APPLIED FOR “特許出願中”の意)にはマグネットの長い前期型と短い後期型とがあるのですが、“ナンバードPAF”とは後期型のPAFと全く同じモノであり、裏に貼っているシールが違うだけ(特許番号が貼ってあるからナンバード)、ということなのです。
サウンドはもうここでとやかく言っても始まりません(苦笑)。様々なビッグ・アーティストの名演を聴く、あるいはご来店頂き実際弾いて頂くしかないでしょう。本当に艶やかで奥が深くスムースな音です。また枯れた味わいというより、パワーもそれなりにある、究極の言葉に恥じないサウンドです。本物なので当たり前ですが…。
話し変わって写真をご覧頂くと、ネックの中子がフロントPUのザクリの中に見えます。間違いなくディープ・ジョイントですね。このザクリも無駄な隙間がなく、タイトに彫られているんですね。手作業が多かった時代の賜物といいますか、見事です。

さて、ネックの話題が出たところで話をネックに移します。この時代の特徴としましてもうひとつのポイントであるブロック・インレイです。ブロック・インレイは62年からやはりコチラも80年代にヴィンテージ・リイシューが出るまで続きます。ということはパーツ関係も含めて複合して考えますと、62年から64年までに作られたES-335というのがドンズバ、ストップ・テイルピースにブロック・インレイというエリック・クラプトン仕様になるワケですね。
そして指板はローズウッド。69年にワシントン条約において輸出入が禁止された現在では希少なブラジリアン・ローズ(ハカランダ)であるかどうかは確証が持てませんので断定はいたしません(資料によりますとハカランダ指板は60年まで、その後は稀に存在するとのこと)。ただし、エボニーとは違った硬質なこの指板がヴィンテージ・サウンドを構築しているのは間違いのない事実です。
そしてネックはマホガニー1ピース。目の詰まった硬質なマホネックです。硬質ゆえ、現在のモノとは違い、60年からギブソン全般で採用され始めた幅がワイド&厚みがスリムネックでも反らずに安定したプレイヤビリティーを誇るわけですね。

続いてあまり見ることがないヘッド裏の写真です。2コブのKLUSON DELUXE SINGLE LINEが何気なく燦然と主張しています。このペグのプラ部の色合いもしかり、エイジド加工その他ではなかなか再現出来ない部分です。

今度はバインディングに注目します。セルロイド製のバインディング(塗装が)が黄色く黄ばんでおりますが、この黄ばみ方が実に絶妙であり、人の体に当たる部分は当然白くなっているわけです。このムラがヴィンテージ・ギターの味わい、息づかいとなりマニアの心を掴んで離さないワケです。確かに見ているだけでも惚れ惚れする味わいですね。そしてネックのバインディング上のサイドポジションマークはギブソン・カラマズー工場の伝統である鼈甲タイプです。コチラもヴィンテージの存在感に一役買っていますね。



ご存知オレンジラベルです。ES-335の文字が手書きで書かれており、シリアルはスタンプです。このあたりはこれ以上のご説明は必要ないでしょう。

そして最後にヘッドです。一般的に言われている17度ヘッドはテンションに直接影響する為重要です。この角度は60年代半ばまで続きますがその後14度に。正確な度数は諸説ありますのでそのあたりの言及は省略いたします。また注目すべきはストリング・ポストの位置でしょうか。特に6弦、5弦に注目しますとナットから5弦ストリングポストに伸びる弦が6弦ストリング・ポストに当たってるくらい近いです。スモール・ヘッドのコチラの仕様(ストリング・ポストの位置)はこのあとも70年代前半まで続くようです。この位置関係もヴィンテージらしさを強調していますね。


まとめ

クリームの代表曲「CROSSROADS」(原曲はロバート・ジョンソン)の歴史に残る名演をエリック・クラプトンに弾かせたこのギター(同仕様の意)、見た目ばかりでなく、本当に素晴らしいサウンドを奏でます。またロックばかりでなく、ブルーズやジャズ、フュージョン等オールジャンルで使える繊細さと力強さも持ち合わせています。
オリジナル・レスポール・スタンダードを手に入れることがますます困難となった現在、この歴史的名器の存在は、全世界のミュージック・ファンにとっての財産であると共に、アメリカが輝いていた時代の文化遺産であると言えるのではないでしょうか。
そして価格から考えても本物のギブソンを手に入れられる最後の砦、モデルかも知れません。

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この記事は2008.03.17 Mondayに書かれたものです。
1950年代から1960年代のGIBSON LES PAUL,FENDER STRATOCASTER,TELECASTERという誰もが欲しがるVINTAGE GUITARの王道をいくギターを手に入れるためには車1台分あるいはそれ以上の資金が必要になります。一世一代の決心で手に入れる方もいらっしゃいますが普通は手がでませんよね。それでもやはりストラト、テレ、レスポールが欲しいとなると塗装がREFINISHされていたりパーツがほとんど交換されたりしているものを狙っていくしかありません。
その場合注意しておくべき事は、そういうギター達は決してコレクターズアイテムにはなり得ないということです。オールオリジナル、もしくはそれに近いものに比べると処分するときの価格はあまり期待できないということです。ですから購入するときは“楽器としてこの値段だったら買いたい“価格を考えて買っていただければよろしいかと思います。楽器として買うのだということをお忘れなく。将来そのギターを処分する場合に値上がりを期待してもそれほど値段が付かないのが現実です。
しかしボディやネックが30年40年経過したギターたちは楽器としては充分に個性的でVINTAGEの味わいが楽しめ、ピックアップもオリジナルであれば言うことなし!です。新品のギターでは絶対に味わえないトーンが出てくるはずです。言い換えればそのギターが歩んできた人生?がサウンドに現れてくると言えばわかりやすいかもしれません。現在でもそれほど価格の高騰していないモデルや70年代のギター達は30年以上も年月が経ち楽器として味わいの深いものに成長?しています(ポリ塗装であったとしても)。VINTAGE 最初の1本としておすすめできるギターはまだまだ沢山あります。今後宮地楽器では買いやすいVINTAGE GUITARを集めてファンの方々に供給をしていきたいと考えています。この辺のギターを処分したいとお考えの方はぜひ当店にお持ちください!誠実査定させていただきます!
(宮地楽器神田店 店長)
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この記事は2008.03.09 Sundayに書かれたものです。
近頃VINTAGE GUITARの値段が上がったなーと思っている方、非常に多いと思います。確かに5-6年前の価格から比べると2倍以上値上がってしまっているギターも見受けられます。市場の原理で需要が多く供給の少ないものは値段が上がっていく訳ですが、それにしても最近の高騰のすさまじさは異常と言っても過言ではありません。どう考えてもこの値段はありえないというギターもあったりします。原因としてはアメリカの金持ち(投資家)が株よりVINTAGE GUITARを買ったほうが儲かるし価格も安定していると認識をし始めた頃からではないかと推測できます。以前は日本人がやたらと現地で買いあさって価格を吊り上げた歴史がありますが、最近の価格は日本人ディーラーでさえ手を出すことの出来ない、言い換えるとありえない値段でアメリカ人同士で商談が成立してしまったりしているのです。ただ昨年の夏頃からでしょうか、現地アメリカでは価格がある程度落ち着きを見せ始めている傾向があるようです。
この現象を推測すると、おそらく今まではオールオリジナルの状態の良いギターのみならず多少パーツ交換などがあったり、状態があまり良くないギターなども高く販売できると勘違いしていて値段を付けていたものが、やはり売れていかない、それゆえディーラーの在庫負担が減らずに資金繰りがきびしくなってきたなどの理由で価格が下がり始めているという傾向があるように見受けられます。
つづく…。

(宮地楽器神田店 店長)


                 
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この記事は2008.02.25 Mondayに書かれたものです。
               
過去数百年、あるいは数千年の楽器の歴史を考えた場合、板と棒を繋いだだけのエレキギターの歴史はせいぜい50ウン年の新参者。しかしながら楽器に電気を取り入れて一番最初に世界的に広まった革新的(?)楽器もエレキギターであり、だからこそエレキ、エレキと騒いでも、木を見て森見ずにならず、常に遊び心を持った感性でエレキギターと向き合って行きたいと日頃から感じます。

そしてエレキと言えば、ロックンロールの歴史=エレキギターの歴史と言っても過言ではなく、ロックにとり憑かれた若者が、同時にエレキギターそのものにとり憑かれることはよくあること。
クラプトンだって誰だって(クラプトンの場合はチャック・ベリーとか)、憧れのギタリストが弾いてる楽器、そしてそのサウンドがたぶんトラウマの様に心に染み入り、憧れのサウンド=良い音の代名詞としてその人の感性にインプットされ、それを追い求めた結果自分なりのサウンドを確立したのでしょう。
つまり、エレキギターが登場して以来半世紀以上、様々な才能ある名ギタリストあるいはベーシストにより、皆が共通して認識する素晴らしい名演が残されているように、それらのサウンドがエレキギター、あるいはベース本体の良い音の見本のようになっているわけです。

あ、音楽評論家のようなことを書いてしまいました。生意気ですみません(汗)。要するに何が言いたいかと申しますと、良い音の認識とは各自の嗜好であるというのがひとつ。
たとえばベンチャーズの音を良い音だと認識している人もいれば、ヴァンへイレンの音だと言う人もいれば、SRVだと言う人もいれば、スティーブ・クロッパーだとか、アル・マッケイだとか、やっぱエリックのおじさんでしょうとか、いやいやクラッシュだとか、ニルヴァーナだとか。。。つまり良い音というのは個人の好みでしかない…に行き着くのでは??ちなみに私は今挙げた人(グループ)に関しては全部好きな音ですし、良い音だと認識しております。

しかしそれと同時に、もっと深く掘り下げた良い音も存在します。どういうことかと申し上げますと、たとえばベンチャーズだったらベンチャーズなりなもっと良い音、それは太さだったり、艶だったり、枯れだったり、奥行き、音圧なんて言葉で表現しますが、そういう音がするギター&ベースを良いギター、ベースと普通は言うのではないでしょうか。

そして確かに昔の楽器にそういった個体が多いのは事実であり、だからこそ単にノスタルジックという意味合いでなくヴィンテージ需要が多いのも頷けます。
ただし、楽器として考えた場合、ヴィンテージを盲目的に崇拝するのもそれはどうか?という考えも存在しますし、いや最後はヴィンテージに行き着くという考えも存在します。
たとえばジミヘンなどは当時の新品であのサウンドを奏でていますし、ストラトとマーシャルという組み合わせは当時で言えば斬新この上なく、今まで誰もやっていなかったその後のスタンダードなサウンドを創造しています。日本で言えばチャーさんのムスタングなんかもそうですが、普通の(当時の)常識からみたら考えられない使用方法を自分で作ってしまうやり方はどこかやはりエレキをある意味遊び道具と言いましょうか、遊び心を持った感性で向き合っていたからこそ出来た結果なのかもしれません。

いずれにせよ、エレキギターという楽器の歴史自体が浅いわけですから、当然過去の伝統等に縛られないのが良いところであり、その自由な感覚で弾ける、創造出来るところにロックという音楽と同時進行で歩んできたスタイルがあるのでしょう。
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