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この記事は2009.07.07 Tuesdayに書かれたものです。
 前回はブースターが使用されるようになった経緯を、ディストーション・サウンド確立の背景と絡めるカタチでお話させて頂きました。それはディストーション・サウンドがこの世に登場した(と一般的に言われる)時から、よりアンプをドライブさせてアグレッシブなサウンドを得る為に使用されていたという事実でした。

アグレッシブとは基本的によりハイゲイン&ロングサスティーンといった当時からすればインパクトのある音を指すかと思いますが、では何故その後70年代になっても、いや2000年代の今現在でもブースターというものはアンプたちのパートナーとして使われ続けているのでしょうか??

私が思うにブースターとは、ただハイゲイン&ロングサスティーンを得るといった単純なものではなく、その回路を通すことによってアンプ本体に欠けているレンジや歪み感の補充、またはアンプが本来持つ煌びやかな倍音の強調、そしてブースターを通すことによるタッチ&レスポンスの向上及びアンサンブルの中での音抜けの向上にこそその本来の目的があるかと思われます。

以前ピート・コーニッシュのブースターを試した時のインパクトはまさにそれで、まるでアンプ本体のコントロールツマミが外部のボックスに入っているかのようなナチュラルでいて、リッチな音への変容ぶりには驚きと共に形容しようのない感動をおぼえたものでした。
またダラス・ファズフェイスやVOX・トーンベンダー等のヴィンテージ・ファズ・ブースター(?)においては、ギターのVOLを10にした時にマーシャルを完全に歪ませる様にセットし、エフェクトオンにしたままギターのVOLを8.5にするといきなり艶やかで綺麗なクリーンサウンドが飛び出すのにはある意味衝撃をおぼえました。何度も何度もギターのVOLをいじりながらまるでファズの歪みが生き物の様に追従してくるその感じにブースターというエフェクターの本質のようなものを感じたと共に、ジミヘンのサウンドマジックというか謎(クリーンからペダルを踏まずにいきなり派手に歪みだす)が解明出来た??と一人感動したり(苦笑)。


結局のところ、最初に述べさせていただいた通り、エレクトリックギタリストにとってヴォーカリストの口や声帯と一緒なのがアンプなわけであり、それをどう繰るか、能力(アンプ本来の持ち味)を100%出せるか。まずはそれが重要であり、そして<普段エフェクターは使っておらず、音色は手元の操作で行うが、アンプの色を変えずに艶や音圧、ゲインを足したい>といった様なアンプ中心のサウンド作りをされている方にとってブースターとは、やはり非常に重要な位置を占める器材なのではないでしょうか??



さてっ、長々と書いてまいりましたコチラのコーナーですが、最後に宣伝です。
今まで私どもは相当数の歪み系エフェクターを取り扱ってまいりました。そしてまたTS-9モディファイを始めとし、幾度かオリジナル・エフェクターにもチャレンジしてきました。そこで、最近の傾向として非常に注目度の高い“ブースター”を遅ればせながらもあえて発売してみようと考えたのです。
もちろん、ハンドメイド系エフェクターを数多く取り扱っている手前、それがどんなに無謀なチャレンジであるかは知っているつもりでおります(苦笑)。しかしながら、あえてブースターを選んだのには、長年ヴィンテージギターやカスタムギター、そして高級ハンドメイドアンプ等を取り扱ってまいりまして、それらのノウハウをエフェクターにも反映させたいという気持ちからでした。
ギターやアンプ本来の音を活かしつつ、そこにプラスアルファを加える、そんなシンプル且つ一番良し悪しのハッキリするブースターゆえ、逆に言えばそれほどやりがいと申しましょうか作り甲斐があるものもありません。

まず考えたのは基本のコンセプトとして、以下の3つでした。

1.モダンなサウンドのクリーンブースターではないものを作る。

2.誰でも簡単に扱えるものでなく、ギターとアンプを本当に理解している人のものにする。

3.ロック創世期の匂いのするサウンドにする。

以上です。


ここで言う“ロック創世期”とは独断と偏見で1967年から77年とさせて頂きました。理由はクラプトンがブルースブレイカーズで出した音(前述のディストーションサウンド)以降、モンタレーポップフェス、ウッドストックを経てハードロック、プログレが登場し、クロスオーバーの時代に突入した頃までの10年間はギターのサウンドも、プレイそのものも、あらゆる意味で進化し、エレクトリック・ギターというものがロックに限らずその時代のミュージックの中心であった…と言えること。また、素晴らしいギタープレイをフューチャーした歴史的名盤(ギターアルバムと呼べる)が数多く発売された時代でもあります。
そしてまた、それらのサウンドの多くは一部の例外を除き、マーシャルアンプでプレイされていたと言っても過言でないこと。そして、多くのギタリストがレスポールとストラトキャスターという2大巨頭ギターを使用し始め、その後のロックギターのプレイスタイルに多大なる影響を残した時代であります。


そこで考えたのが「レスポールとマーシャル、ストラトとマーシャルに合うブースター」でした。
つまり、「王道中の王道サウンドをあくまでナチュラルにサポート出来るブースターを作れないものか???」これが開発のテーマでした。


ですので、最近流行のワイドレンジでヌケの良い、通しただけで音が良くなり何にでも使用出来るという、いわゆるクリーンブースターではない、当時のロック・スピリッツの詰まった、しかも弾いていると気持ちが良くていつまでも弾いていたくなる様なブースターの誕生にこぎつけました。
その名も

Love Star Drive 「The Crunge Box」です。


またこちらのブースターはギターの持つ本来のサウンドを、荒々しくも、出来る限り繊細忠実に再現しようとした結果、GAINを低めに設定すれば微妙に飽和した非常に音楽的な響きを演出するクリーン・ブースターとしても使用可能なサウンドに仕上がっています。
とにかく一度そのサウンドを聴いて頂きたいっ。私どもの想いはこの一言に尽きます(笑)。

そしてこちらのブースターの開発には今回もラウド&プラウドのS氏にご協力頂き、何度も試作、改良を繰り返し、こうして発売の運びとなったことに感謝すると共に、プロアマ問わず勝手なこちらのお願いでインプレ等、ご協力頂いた皆様にはこの場を借りましてお礼のご挨拶をさせていただきます。
本当に皆さん、どうもありがとうございました!!


さて、そんなわけでこのコーナーもこれでおしまいとなりますが、ご清聴賜りまして誠にありがとうございました。またお会いしましょう!!ではではー。



※The Crunge Boxは7月中旬発売予定です(税込¥24,800- 詳細は当店HPにアップ)。
サンプル器はすでにございますので、店頭にて試奏出来ますよー

この記事は2009.06.02 Tuesdayに書かれたものです。
このコーナーも実に10回目を迎えました。今まで大体おおまかな歪み系エフェクターの種類、そして使用方法を皆さんと一緒に考えてきました。
皆さんそれぞれが好みやこだわり、あるいは経験により、ご自身に合った歪み系を選択され使われているでしょうし、仮にまだ「これが自分の音」という機種がみつかっていないにせよ、それを求めて日々探求(?)を続けられていることと思います。

いずれにせよエフェクターの世界に限らず、あまりにもいろいろな製品があり過ぎて本当にその選択に困るのは確かです。そして冒頭にも書きました通り、今後は良いモノのみが残っていくことになるのは間違いないでしょう。
ただし、こちらも冒頭に書きましたが、良いモノとは使う側の好みで決まってくるということです。ある人には良いモノであってもある人には悪いモノにもなるわけですので、いちがいに良い悪いは判断出来ないわけであり、当然私ごときが私の好みだけでウンチクを述べるつもりは毛頭ございません(笑)。こちらではあくまで客観性を念頭に置き、商品等をご紹介させて頂いているわけです。

ということで前置きが長くなりましたが、歪み系エフェクターの話も架橋の架橋となりました。最後にお話したいのは一番シンプルで一番歴史が古く、かつ一番深いであろう純粋な(?)「ブースター」のお話です。次回と合わせまして2回連続でお話させて頂きたいと思います。


さてブースターのお話をする前に、本来、何故ブースターというものが使用され始めたのか?そして「ディストーション・サウンド」とは一体何だったのか??まずはこのあたりに視点を置かないとならないでしょう。
ディストーション・サウンドがこの世に登場したいきさつは通説として以前別のタイトルで書かせて頂いたのでそちらをご参考頂くとして、結局ギターの歪み音(ディストーション・サウンド)というのはマーシャルアンプという存在があって初めて産声をあげたというのが一般的に言われるところであり、マーシャルというアンプとは切っても切れない縁にある様なのです。

次にお話する情報のソースは信憑性が定かでないので皆さん半信半疑で聞いて頂いて結構なのですが、実はブルース・ブレイカーズのアルバムでクラプトンが使用したアンプは、あの有名な後にBLUES BREAKERと呼ばれるコンボタイプのアンプ(MODEL 1962)ではなかったらしいのです。アルバム裏ジャケットに映っているあのアンプに関しては、あくまでステージ用であの場所にはサブとして置いてあったとのこと。

では本当は一体何を使っていたのでしょうか??
これが特注の18Wのマーシャルだったということらしいんですね(奇遇か、たしか数年前に発売されたハンドメイド・コンボアンプ(1974X)は18Wでしたね)。そしてそれにダラス・レンジマスター(ブースター)をかましてよりハイゲインにしたのがあのサウンドなのだそうです。そして当時のクラプトンはその秘密がバレるのを恐れて、決して口外しなかったと言います。またジム・マーシャルもそんなクラプトンに気を使い、口外しなかったと述懐していたとその情報をくれた方はおっしゃっていました(ちなみにその人は直接ジム・マーシャルから聞いたそうです、苦笑)。これは非常に興味が湧く内容です。
確かにこの話は理にかなっていて、18Wならば、当時の一発録音のレコーディングでもまわりの楽器に音が被る事もなく、バランス良く歪んだ音を出せた筈であり、しかもブースターをかますことによって、よりアグレッシブなサウンドを得られるわけです。

そうなると逆に考えれば、ディストーション・サウンドとは決してあのレコーディングの偶然の産物ではなく、最初からクラプトンの頭の中には“ディストーション・サウンド”のイメージがあったのであり、ジム・マーシャルもそれに協力していたという事実が浮かび上がります。
そしてレンジマスターが、よりハイゲインなサウンド作りの為に使われていたとしたならば、ディストーション・サウンドが確立された(と一般的に言われる)その時点で、ブースターとアンプとは対(つい)であったということが言えます。この意味は非常に大きいです。


そんなわけで、ディストーション・サウンドの確立時点でブースターというエフェクターがそのサウンド作りにウェイトを占めていたのなら、当然その情報はどこからか漏れるでしょうから、後のアーティストもマーシャルを使う場合にブースターを使用していたのは歴然です。
たとえばジミヘンならば、ダラスのファズフェイスをブースターの使用方法で使い、ストラトキャスターの潜在能力を引き出しました。リッチー・ブラックモアもホーン・ビー・スキューズというコチラも60年代に僅かに生産されたブースターを使用し、あの切り裂くような音圧のサウンドを出していたことが近年になって明らかになったりしています。

さて、ここで違う視点からブースターというものを考えましょう。エフェクターのアウトレベルを上げることにより(ギターからアンプへの信号を増幅させて)、アンプのプリ部に負荷をかけゲインとサスティーンをアップさせるモノがブースターだとしたら、それをブースターと名の付くエフェクターで行わなくても、アウトレベルを増幅出来るものであれば全く系統の違う(歪み系でない)エフェクターで同じことを行うことは可能なわけです。

確かに60年代からそうした使い方をしているアーティストは非常にたくさんおります。
オモシロイのは通常そうは使わないモノ、たとえばテープエコーやコンプレッサー、またはアナログディレイやコーラスまでがそうして使われていたこと。
特にコーラスのBOSS CE-1に関してはレベルを上げた時に歪む特性を利用してゲインブースター(回路を通した時の音質を重視してとなるとプリアンプという言い方も出来る)として裏技で(?)使用されてきたことには驚かされます。

いずれにせよ、この様にブースターとは近代のギターサウンドが確立された頃から、アンプたちの良きパートナー、サポーターであり続けたわけであり、それは現在でも続いているわけです。

          

この記事は2009.05.26 Tuesdayに書かれたものです。
前回KLON CENTAURについて軽くお話させて頂いたので、今回はオーバードライブをブースターとして使う場合の問題点とポイントをお話させて頂きます。
中級者以上の方であればたぶんどなたでもご経験がおありでしょうが、たとえばマーシャルアンプを歪ませてバッキングをやっていて、さていざソロだという時にオーバードライブを踏む…するとゲインは増えたものの音が細くなって前に出てこず、
え??そんなはずじゃ???と思われたことが1度はあると思うのです。
その原因として考えられるのが(エフェクターのセッティングの問題というのはひとまず置いておくとして)エフェクター内部でのコンプレッションがあげられます。最近よく歪みモノ関係の話をしている時に「コンプ感」という言葉が頻繁に使われたり、コンプカット機能がついた歪み系エフェクターも数多く出ていますが、まずはそのあたりからお話ししたいと思います。

“コンプレッション”とは音が圧縮されて潰れた状態を指すのですが、もともとオーバードライブというエフェクターが出現した時代(70年代)、メーカーのキャッチフレーズには決まって「チューブアンプをドライブさせたような」の形容が入りました。
オーバードライブが登場する前に存在した歪み系エフェクターとは主に人工的に(電気的に)歪ませたサウンドを作るファズか、ギターからの出力レベルを持ち上げてアンプ本体に負荷をかけ、最終的に歪んだサウンドを作るブースターのふたつでした。そしてMXRの「DISTORTION+」の登場あたりが、オーバードライブ的なエフェクターの始まりであり、その後MAXONから発売された「SOFT DISTORTION OD-880」、そしてその名もズバリ「BOSS OVER DRIVE OD-1」へと繋がるわけです。海外では「DOD OVERDRIVE/PREAMP 250」も丁度その時期に発売されました。

それが70年代半ば、オーバードライブというエフェクターが登場した始まりです。
「チューブアンプをドライブさせたような」ということは逆に考えれば、何らかの事情でチューブアンプを使用出来ない人向けに開発されたエフェクターがオーバードライブであると言えなくないのですが、そう考えますと、オーバードライブとは当時のソリッドステート(トランジスタ)アンプ用かもしくは、どちらかと言うと歪みづらいクリアーな音のするチューブアンプ用に開発されたチューブドライブ・シミュレーターと考えられなくはありません。

そこがオーバードライブとブースターやファズとの大きな違いであり、ブースターはチューブアンプに負荷をかけてよりハイゲインでロングサスティーンなサウンドを狙ったものですから、どちらかと言えばチューブアンプを持っている、あるいは使用出来る環境にある人向けのエフェクターだったはずです。
またファズはソリッド・ステート、チューブアンプ問わず、そこに過激性、当時で言えばサイケデリックな?サウンドを求める人向けにあったものとも考えられます。

そしてオーバードライブがチューブアンプのプリ部に負荷をかけてゲイン&サスティーンを向上させたナチュラル・オーバードライブ・サウンドをシミュレートしている以上、その時に本来かかるであろう(アンプ上で)コンプレッションしている音までエフェクター本体でシミュレートしている筈なのです
(論理的に適切な表現ではないかもしれませんが、使う側として考えたらそう感じます)


オーバードライブをブースターとして使用した場合、特にゲインの高いマーシャル系のアンプですとアンプでもコンプレッションがかかるわけですから、プラスそのエフェクターのコンプレッションが仇(あだ)となる相乗効果をもたらす場合があります。
それが、音が痩せる、抜けない、その他のストレスなのです。そしてエフェクター本体が歪むタイプであればあるほどそういった傾向が顕著に現れます。

ではオーバードライブをブースターとして使用した場合、どうすれば音が潰れなく出来るのか???

一言で申し上げるなら
アンプに入力する前の段階でむやみにコンプレッションをかけないことです(エフェクターのゲインを上げない)。
もし歪み易い、たとえばマーシャルのようなアンプを使用する場合はコンプレッションの少ない、本来のブースターとして機能するようなオーバードライブが好ましいと言えます。そして仮に一般的な(コンプ感の強い?)オーバードライブをブースターとして使ったとしても、ゲインを低めレベルを高めに設定するのはある意味常識となっており、その様に使用することによってアンプのゲインやサスティーンを向上させるのみならず、その歪み感や音質、あるいはエフェクターの特性をアンプの歪みと混ぜて繊細な音作りが可能な上、ギターからアンプ直の使用とはまた違ったファットで倍音豊かなサウンドになる場合も多く、バランスによってはアンプもエフェクターも、本来の本領以上のサウンドが発揮される場合もあるといったメリットがあるわけです。

以上の様にオーバードライブをブースターとして上手く利用するには、あくまでアンプの歪みの補佐役と申しましょうか、そのあたりを頭に入れながらお使い頂くのがよろしいかと思います。そしてっ、
「使用するアンプに合わせたエフェクター選び」
これがとても重要になってくるワケです。

確かに古くはBOSS OD-1をマーシャルのブースターに使うのが一般的だったり、90年代に入るとビンテージのIBANEZ TS-808やTS-9がアメリカでバカ売れして1000ドル以上の値がついた時期もありました。しかし最近ではこれらの名器を設計ベースとしたもっと実用的なというか洗練された商品もたくさん出ております。たとえば、OD-1をマーシャルのブースターとして使用した時に起こる何らかの問題(たとえば上記したような音の潰れ、音痩せ)、これらを克服する為に最近ではコンプカット・スイッチが付いている機種も数多くありますし、最初からブースターとしての使用を考慮に入れたような非常にコンプ感の少ないオーバードライブも出ています。

これらの特徴としては、エフェクトオンにした状態でギターのボリュームを絞っても音が篭るといったことも無く、むしろ回路を通ったことにより高域の倍音が強調され、美しく艶やかでしかもファットになって手先のニュアンスが非常に出やすくなる機種も多いわけです。
よってかけっぱなしでプリアンプの様な使い方も出来ますし、またミッドにレンジを集中させて、アンサンブルの中で抜けてくる(他の楽器とぶつからない)MAXON&IBANEZのレンジ感をもっと太くしたようなKLON CENTAURのような機種も存在する為、使い方は様々。
自分が演奏する音楽ジャンルに合わせたドライブサウンドの追及がよりし易くなったと言えます。

この記事は2009.04.20 Mondayに書かれたものです。
普段エフェクターは使っておらず、音色は手元の操作で行うが、アンプの色を変えずに艶や音圧、ゲインを足したい

今まで7回、コチラで独断と偏見で私なりなお話を僭越ながら展開させて頂きました。そしてエレキギターという楽器はアンプと対、アンプがあって初めてひとつの楽器であるとくどいくらいに何度も申し上げてきたわけです。
90年代にMATCHLESSというハンドメイドのコンボアンプが出現した時、私の友人がそれを試奏して言った一言が「このアンプがあればコーラスとか、そういうちょこまかしたものはいらないな」でした。ではなんでコーラスという言葉が出たのか??私がわかる気がしたのは当然その友人も80年代に気合を入れて器材にはお金をかけていたわけです。当時はデジタルが最先端で特にラック式エフェクターに人気があったわけですから、真剣にバンド活動をしていく上では相当な額の金額をそれらに費やしていたに違いありません。

ところが初めて高級ハンドメイドコンボアンプを弾いた瞬間、まるでおいしいご飯と味噌汁に出合った時に感じる「シンプル イズ ベスト」を肌で体感したのではないでしょうか??それは一言で言うなら素材の良さというものでしょう。いくらゴージャスに着飾った食べ物でも、素の食材が悪かったりしたら見た目だけになります。つまり逆に言えば、友人はその時いかに自分が今まで出していた音が(エフェクターでことごとく加工していた音)、表面上の音の良さであった???と気付いたのかもしれません。

さて、高品質なコンボアンプが90年代になって注目され始めますと、本家FENDER USAからもVIBRO KINGのようなオールハンドメイドアンプが登場します。音楽シーンではシンセに代わってギターミュージックがまた王座を取り返していくのと比例して、内外問わず様々なブティック・アンプメーカー、そしてエフェクターメーカーも登場してきます。それらに共通して言えることは大体どのメーカーもその初期にはオールハンドメイド、ポイント トゥ ポイント配線であるということでしょうか。つまり、素材の良さ、作りの良さというものがキーワードになってきた時代になったわけです。そう考えますと、90年代に入ってからギターに限らずヴィンテージ需要が高まったのも頷けるわけです(アナログサウンドの太さや奥行き、温かみがあらためて見直されたということでしょう)。

するとその後に来る現象と申しますか流行というのも大体お察しがつく様に、いかにギターやアンプ本来の音をスポイルせずに活かしながらそこにより艶や輝き、そして奥行きや深みを与えられるエフェクター需要というものが出てくるわけです。それはエフェクター本体はもちろんですが、ケーブルだったり、あるいは電源ケーブルの類にもそのようなこだわりに対応する商品が現れ始めました。トゥルーバイパスという言葉が注目され始めたのにはそういった背景があるのかと思われます。


はいっ、前置きが長くなりましたが(苦笑)、以上のことから近年のブティックエフェクター・ブームにはその火付け役のような機種がいくつか存在します。 たとえばこちらのKLON CENTAURもそのうちのひとつであり、90年代初期に発売されて以降いまだに根強い人気があり、品薄状態が続いています。では何故これらのエフェクターたちが注目を浴び、その後に発売された数万もするいわゆるブティックエフェクターに人気が集中していくのでしょうか??これらの凄いところはその音質にあります。
こちらKLON CENTAURの場合ですと確かにミッドに寄ったレンジ感の歪みモノなのですが、特筆すべきはその音の太さであり、まるで大木が縦に山から傾れ落ちてくる様なインパクト(笑)、そしてタッチ&レスポンスの良さ、オーバードライブをブースター代わりに使った時に感じる「音が潰れてしまって前に出ない」といったストレスがほとんどなく、これの回路を通すだけで存在感のあるアンサンブルの中で“立つ”音になるところにその人気の秘密があるようです。 つまり「レベルの高いブースト機能」がこれらのエフェクターたちのポイントということになるのかもしれません。
というわけで、もう少し突っ込んだお話はまた次回。つづく…。

この記事は2009.04.17 Fridayに書かれたものです。
              

皆さんお久しぶりです。いやー、ものすごーーーいブランクが空いてしまいましたが前回からの続きです。
…とその前に、前回までのおおまかなあらすじを私自身も復習の意味でざっとおさらいいたしますと、まずは私個人の考えるエフェクターというものの定義からお話させて頂きました。つまりギターサウンドを食べるケーキに例えるとギターがスポンジ、アンプがクリームであり、すでにそこで食感と基本的な味は決まってしまうと。そして歪み系エフェクターというのはそこに味の幅や奥行を与えるものに過ぎないと。何故ならば実際にエレキギターの声帯、つまりはたとえばボーカリストの口や喉にあたる部分はアンプであり、エフェクターというのはあくまでギターサウンド作りのサポーターの役目でしかないということ。

ただし、それでも自分のアンプがない、あるいはアンプを持ってはいても持ち運びが大変ということからスタジオやライブスペースによくあるチューブアンプ、またソリッドステートアンプをどのように自分の好みのサウンドに近づけるかという意味で、皆さんがどんな時に歪み系エフェクターを必要とするか以下の分類でお話させて頂き、いたらないながらもその商品選びに関するヒントのようなものをご提示させて頂きました。

1.アンプは常にクリーンにしておいて十分な歪みが欲しい時に使いたい。あるいは音色を瞬時に劇的に変えたい。

2.アンプの持ち運びが大変なので、どこにでもあるフェンダー、マーシャル、JCに対応出来るプリアンプとして使いたい。

3.普段エフェクターは使っておらず、音色は手元の操作で行うが、アンプの色を変えずに艶や音圧、ゲインを足したい。


そして前回まで、ざっとではありますが2番までお話させて頂いたつもりです。


さて、そして今回は大きく分けた3番の「普段エフェクターは使っておらず、音色は手元の操作で行うが、アンプの色を変えずに艶や音圧、ゲインを足したい」についてお話させて頂きます。
要するにこれは最近流行である“ブースター”なのですが、最近の傾向として使用方法がいくつかに分類されます。大きく分けますと以下ではないでしょうか?

1.チューブアンプにそのまま負荷をかけてゲイン&サスティーンを向上させる昔ながらのブースターとしての使い方。

2.エフェクター(歪みや空間系等)の前にかけてそれらの効きを向上させたり、ギター本来(ピックアップから出た信号)の音に艶や奥行を与えるバッファーとしての使い方。

3.エフェクター類の一番最後にもってきてソロ時のレベルジャンプ等に使う、あるいは最後に全体のサウンドの抜けをよくしたりする意味での使い方。


そして最近の流行は2と3かもしれません。これらの目的で使用するのが“クリーンブースター”と呼ばれるもので、中でもXOTIC RC BOOSTERは当店でもベストセラーの座を未だに誇示し続けておりますし、様々な使用方法があるという意味ではまさに一家に一台の超強力オススメ品ではあります。当然1番目の使い方にも対応しておりますので是非ご自身の耳でお確かめ頂けたら幸いです。

そんなわけで、実はブースターというエフェクターはシンプルでありながら非常に奥が深く、この数年大流行したIbanez TS-9やTS-808も実はブースターとしての機能が注目されたと申し上げても過言ではありません。また、古くはジミヘンが使用したダラス・ファズフェイスでさえ、実はマーシャルのゲインブースターとしての役割を担っていました。
その他にもレンジマスターやホーンビースキューズという幻のブースターをリッチー、ロリー・ギャラガー、ブライアン・メイらが使用し、そのサウンドの秘密になっていたことがようやく近年になって(?)判明されたという意味ではブースターというエフェクターの奥深さが垣間見えたと思いますし、あらためて注目されているのもわかる気がします。

続く…。

当店エフェクターコーナーはコチラ

この記事は2009.03.06 Fridayに書かれたものです。
…というわけで、3/7〜3/29の間は恒例の
「エフェクター全商品5%OFFセール」を開催いたしますっ。
コチラは在庫も取り寄せも新品もヴィンテージも関係なく全て通常売価からさらに5%OFFしちゃおうというものですが(但し委託品は除く)、今回はそれにプラスっ、最初の週3/7〜3/13にご購入頂いたお客様(通販も含む)に限りまして、
3/29まで使用可能のエフェクター全商品1000円割引券を贈呈!!!
要するにリピーターとなって頂いたお客様にはセール期間内2回目以降のご購入の際に5%OFFプラス1000円割引しちゃおうといったかなりな太っ腹企画です。

コチラの1000円割引券はお取り寄せ商品、また委託品にも使用可能です!!!この機会に是非っ、ご来店お待ちいたしておりますーーー。



KEELEY KTW-1 4年以上の歳月を超えて遂に入荷!!
当店には1台限り。今後の入荷の見込みはございません。
売り切れの際にはご容赦下さいます様お願いいたします。
詳しくはHPをご覧下さい。
http://miyajikanda.shop-pro.jp/?pid=11907630


この記事は2008.12.07 Sundayに書かれたものです。
               
さてさて、本当に長いブランクが空いてしまいましたが前回からの続きです。
前回は歪み系エフェクターとギタープリアンプと呼ばれているものとの違いを簡単ではありましたがその定義を、また歪み系エフェクターやギタープリアンプと呼ばれるものをアンプのプリアンプ部と同化?させて使う場合のお話を途中までさせて頂きました。
ではいわゆる通常何処にでもあるROLAND JC-120のパワーアンプ・インに当店で人気のBADCAT 2-TONEを繋げて2-TONEを完全なJCのプリアンプとして使った場合どうなるかについてお話します。

結論から申し上げますとあまりよろしくありません(苦笑)。と申しますのはJCのパワーアンプ&スピーカーとのマッチングでどうしても2-TONEのCH1もCH2もローが強く出てしまうのです。2-TONE側でBASSを極端に絞って多少は緩和されますが、やはり出すぎたローは消えません。これはJCの特性、つまりアンププリアンプとパワーアンプ、スピーカー全てが重なり調和してあのJCサウンドが生まれている証拠であるのと、単純に2-TONEとの相性の悪さが挙げられます(X-TREME TOMEですともっと顕著にその傾向が現れます)。よって、JCのプリアンプとしての使用はイマイチよくないというのが結論なのですが、単純にJCの普通のインプットに繋げてみるとどうでしょうか??ストレスであったローが消え、しかもBADCAT独特の色艶も再現されかなり使える歪み系エフェクターと化します。
つまりJCに限ってはBADCATの2-TONEもX-TREME TONEもプリアンプという肩書きはあったとしても歪み系エフェクターとして使った方が良い音がするということであり、その場その場の状況において歪み系エフェクターとして使ったり、アンププリアンプとして使うという柔軟なやり方をした方が良いということを申し上げたいわけです。

また当店の試奏ルームにあるFENDER USA HOTROD DELUXEのパワーアンプ・インにBADCAT 2-TONE,X-TREME TONEの2機種を繋げますとかなり使える良い音がします。アンプが数ランク上になった気がするとはこのことであり、結局どうしてもパワーアンプやスピーカーとの相性でサウンドが決まってきますし、チューブパワーアンプとの相性ならば(モノにはよりますが)良いと言えるのかもしれません。そして確かにこれらのギタープリアンプ(BADCATに限らずこれで自分の音が出せると思ったモノ)をひとつ持っていれば、あらゆるシチュエーションにおいて対応させることが可能でしょう。


このように歪み系エフェクターもギタープリアンプもアンプ本体にはどうしても左右されるのが必至であり、マッチング等を常に考えながら柔軟に使用することがポイントと言えるのではないでしょうか。

続く…。

この記事は2008.07.20 Sundayに書かれたものです。
              
少しご無沙汰していたコチラのコーナーですが、続きです。
前回まではエフェクター単体で歪みを作り出す場合に、使う用途によるエフェクターの音色選択の重要性をお話したつもりでおります。それと若干かぶる部分もあるのですが、次は何処にも置いてあるようなアンプを使う場合の、プリアンプ代わりに歪み系エフェクターを使うポイントをお話したいと思います。その前にこれは決して歪み系エフェクターがプリアンプの代わりになるという意味ではなく、何処にでもあるアンプを使った場合のプリアンプの補助として歪み系エフェクターを使う、あるいは完全にアンプのプリアンプとして、プリアンプと呼ばれる歪み系エフェクターを使うという意味です。

では一般的にギタープリアンプとは何を指すかと申し上げますと、音色及び音質を作る機器となるかと思います。ではパワーアンプはどうかと申しますと、それらを増幅してスピーカーに信号を送る機器を指すのですが、では、プリアンプで作った歪みと歪み系エフェクターで作った歪みの違いとは何でしょうか??

そこでご想像頂きたいのですが、たとえばBOSS DS-1しか通らない信号をそのままギターアンプのパワーアンプ・イン(プリアンプをバイパスして直接パワーアンプに信号を送る)に突っ込んだとします。DS-1にはVOLUME、TONE、DIST(GAIN)を調整するツマミが付いています。しかしこれだけではギターのピックアップの信号をラインレベルまである程度持ち上げることは出来ても細かい音色設定がまったく出来なかったり、十分な歪みが得られなかったり、しかもノイズだらけと感じるはずです。それはDS-1自体がギターアンプのプリアンプ部に突っ込んで初めてその能力が発揮されるように設計されているのであり(DS-1自体で本来の音質を決めるものではない)、これは明らかに歪み系エフェクターと言えます。
このことからも解かる様に、逆に言えばプリアンプとは

1.TEREBLE、MID、BASS等の細かい音色設定が可能な上、トータル(マスター)ボリューム、歪み量が設定出来る。
2.アンプのパワーアンプ・インあるいは卓に直に信号を送ることを予め考えて設計されている為、ローノイズ。
3.もちろん、(プリアンプの)回路を通っただけでその機種独特の色、艶が出る。


ではないでしょうか??(ご存知の方には話が遠回しですみません。汗)つまり、歪みだけ考えれば歪み系エフェクターでプリアンプの役割を果たせそうなものですが、ギターの音色、音質全体を作るという意味ではやはり違う機器と認識した方がよい気がします。と申しますのもその1からずっと触れてきた様に、エレキギターはアンプと込みでひとつの楽器と捉えた場合、プリアンプの位置はかなり重要だからです。

そんなわけで、話を少し変えて、80年代に流行したラック式のエフェクターの中にはプログラムタイプのプリアンプも結構ありました。この考え方は現在もマルチエフェクターに活かされており、プリアンプの後にラック式の空間系エフェクターを繋げて(ループさせて)VHT等のパワーアンプに突っ込むのはある意味当時のステイタスでもありましたが、現在そのようなシステムを使われている方は非常に少なくなっているのも事実です。理由は90年代から出始めたオールハンドワイヤリングのブティックアンプの流行が関係しているのもあるのでしょうが(つまりアンプはアンプとしてそのまま使用する)、これだけの大きなシステムですと持ち運びに不便だったり、またエフェクターの世界でもビンテージが台頭、定着したのが理由かもしれません。

いずれにしても、やはりいつでも何処でも自分の音をキープして出したいというのはギタリストの夢ですし、マイアンプを持っていたとしても、何らかの事情でやむを得ず持参できない状況というのはよくお客様から相談を受けます。
何処にでもある、たとえばJC、TWIN REVERB、MARSHALL JCMでストレスなく普段のプレイが出来たならこれ以上よいことはありません。特にほとんどの人がおっしゃるのがJCで良い音が出せないものか…。これは本当によく話題に出ます。前回のエフェクター単体で歪みを作り出すと話が重なる部分もありますが、いわゆるプリアンプと言われる歪み系エフェクター、当店で人気のBADCAT 2TONEをJCのパワーアンプ・インに繋げた場合、そうでない場合を例に挙げて、次回はそのあたりについてお話したいと思います。続く…。

この記事は2008.07.05 Saturdayに書かれたものです。
Boutique Effector Fair 7/5〜7/31

さあ、今日から始まりました!宮地楽器神田店30周年記念、【30th Anniversary Sale】です。
今回は新入荷VINTAGE&USED GUITAR1本限り特別価格品を盛り沢山ご用意した他、最近、セール時に恒例となっていたエフェクター全品(委託品を除く)通常販売価格の5%OFFセールもやってしまうのですが、 今回は30周年記念ということもあり、この数年来、当店で人気を博しておりますハンドメイド系ブティックエフェクターを、5%OFFは当然として、ご来店のお客様に限り、さらに値引いてしまおうという企画がこのBoutique Effector Fairです。

今まで何度かこうしたエフェクターフェアなるものを執り行ってきましたが、どちらかと言えば、催し物と言いましょうか、展示会的なニュアンスがあったのですが、今回は違います!
より多くのお客様にハンドメイド系ブティックエフェクターの良さを解って頂きたいのと、いまいち高価で手が出しづらかったこれらの商品を当店が身を削る(?)ことにより、出来る限りお求め易くお客様に提供したいというのが、このフェアの意図するところです。
特に歪み系のエフェクターなどは、実際音を出して比べてみないとなんとも言えないものがあると思うのですが、こちらも出来る限り、品揃えしてみました。そしてそれらを当店の試奏室で心行くまでお試し頂けます。是非、ご自身のギターやアンプをご持参の上、ご来店頂ければと思います。出来る限りのアドバイスもいたしますよ。

是非是非ご来店お待ちいたしております。


この記事は2008.06.20 Fridayに書かれたものです。
(前回からの続きです)
例えばスタジオやライブハウスに必ずある様なオープンバックのソリッドステートアンプを使用する場合について、エフェクター単体で作る歪みの質をどの様にするかというお話をさせて頂いておりましたが、次はbのタイプについてです。
コチラはいわゆるロック向きと申しましょうか、レンジが広く派手なタイプ。レンジが広いというのはあくまでギターの帯域であって、サウンドが中音に偏るタイプではないという意味でもあり、(ギターの)高域から低域まで全体的にファットに歪むので、パッと聴きは抜けが良く、音圧的にインパクトがあります。もちろんローもしっかり出るモノが多い為、ディストーションにこのタイプが多いのも確か。例えばKEELEYのDS-1 ULTRAMOD、SUBDECAY BLACKSTAR、FULLTONE GT-500などはこちらの部類に入り、サウンド的にはこれらの製品、相当レベルが高いです。つまり、ハイゲインアンプをクローズドバックのキャビで鳴らしたような音圧感のある歪み(しかもゲイン高め)をエフェクター単体で作り出すというもの。

ところがこの場合に注意して頂きたいのが、必ずしもギターのみで音を出してカッコよく思えても、アンサンブルの中では立たなかったり、逆に立ちすぎてバンド(オケ)と混ざらなかったり、歌モノには派手過ぎて使えなかったりといろいろな問題が絡むということです。80年代のアメリカンハードロックの様なド派手なサウンドが、あらゆる音楽にマッチするとは限らない様に、そのあたりはご自分が指向する(現実的にやる)音楽を慎重に見極めた製品選びが必要になるかもしれません。

続いてcの踏んだ瞬間に違う世界にもっていかれる歪みですが、こちらはファズに代表される過激な歪み系という意味ですが、ひとつだけ注意が必要なのはファズと一口に言ってもエレハモのビッグマフ(78年以降)の様に単体で過激に歪むものばかりでないことを念頭に入れる必要があります。と申しますのも、ヴィンテージ系(ファズフェイスやトーンベンダー)などは想像以上にゲインが低め(?)です。チューブアンプと混ざって、それなりなファズサウンドを得るというタイプも実は多く存在しており(ロジャーメイヤーあたりもそんな製品が多いかもしれません)、ソリッドステートアンプですと単にブチブチ音が汚くなるだけで(特にゲルマニウム・トランジスタを使用したものに顕著)、十分な歪み感が得られないモノがあります。
その辺は購入なされる前に、販売店の人に訊くかご自分でよく試奏なさってご判断下さい。また、歪みすぎるファズに関しましては前回も似たようなことを書きましたが、音痩せの原因になる場合もありますので、バイパス時との音の太さの違いを特によく確認することをお勧めします。

次回は大きく分けた2の“アンプ代わりにプリアンプとして使う歪み系”エフェクターのお話をさせて頂きます。続く…。

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