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11:30〜19:30

定休日
正月休み(1月1〜2日)のみ

TEL:03-3255-3332
FAX:03-3255-0382

 
この記事は2010.02.25 Thursdayに書かれたものです。

修理担当の篠原です。
前回からかなり間があいてしまいました…

今後は面白い企画などをご紹介させていただこうと思っておりますので、
お付き合いの程よろしくお願い致します


そんな記念すべき今年一回目(恥)の書き込みはこちら↓


大変ご好評頂いております「セットアップ3点・8点セット」ですが、
今まで細かい調整内容までは明記しておりませんでしたので、
具体的に何をしてどうなるのかをご紹介させていただきます。

まずは3点・8点セット共通の調整内容である、
「ロッド調整」「弦高調整」「オクターブ調整」をご紹介。

                                 
                                                                 「ロッド調整」

ネックをストレートにするため、ロッドを調整します。
相手は木なので反ることがあります。反ってしまうと、音が出ない箇所がでたり、弾き辛くなったりなど様々な弊害が出ます。
反ってしまったネックを調整するために、中に入っているロッドと呼ばれる鉄の棒により、反り具合を調整いたします。ただし、必ずしも真っ直ぐが良いというわけではなく、多少順反り気味(弦が引っ張る方向)に調整することが多いです。また、反り具合により音質を調整することも可能です。


「弦高調整」

「弦高」とは、基本的には弦とフレットとの距離のことで、音色も踏まえた上で、弦の高さを調整いたします。
弦の高さにより弾きやすさが変わるのは勿論、
そのギターに見合った弦高というものがあります。
(最終的にはお好みの問題ですが…)
お好みの状態にもセッティングさせていただきますので、お気軽にご相談下さい。
                                 「オクターブ調整」

どこを弾いても音程が狂わないように、オクターブ調整をいたします。
オクターブはほとんどのギターが調整されてないといっても過言ではありません。
この調整をしっかりとやっておかないと、音痴なギターになってしまいます。
音程のしっかりとれるギターで練習しましょう。


以上が3点セットとなります。こちらは定期的な調整をお薦めします。
以下は、8点セットのみに含まれる内容です。

「フレット・指板クリーニング」

フレットを1本ずつクリーニング致します。
磨くことによって音の立ち上がりが速くなったり、輪郭がハッキリします。
また、チョーキング時に弦が滑りやすくなり、安定した演奏にもつながります。





長い間弾いてないギターのBEFORE・AFTER↓




これだけ綺麗になりますので、押入れの中のギターを綺麗にしてみませんか?


「ピックアップ高さ調整」

ピックアップの高さでも音色が変化します。
それぞれの個体にベストなピックアップの高さにいたします。
ピックアップはエレキギターとして肝心要なパーツです。
そのギターの魅力を最大限に引き出せるよう、実際に音を聴いて調整いたします。

                                 「ナット溝調整」

ナットの溝を調整します。
「開放弦の音が濁る」「弾くと音程がすぐにずれる」「特定の弦だけ高くて押さえ難い」といった症状はナット溝の不良(又は消耗)である可能性があります。
状態によっては交換をお薦めいたしますが、
大きな効果が期待できます。


「配線チェック」

配線のトラブルがないかチェックいたします。
ハンダ付けも手作業なので、なかには音が出ていても、ハンダ付けされていないものをまれに見受けられます。
(某高級ギターメーカーでさえも!)
後々トラブルになりそうな危険因子がないかチェックし、問題があれば修正いたします。



押入れの中の思ひ出のギターを調整・クリーニングしてみませんか?
是非、お気軽にご相談下さい
 

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この記事は2010.01.25 Mondayに書かれたものです。
考えてみましたらコチラのブログ、アコギに関しましてはほとんど触れないで来ました。だからと言って当店でアコギを扱っていないというわけではありません(笑)。
今から数年前までですと、アコギフロアもヴィンテージで彩られておりましたし、神田と言えば某老舗アコギショップとも友好的なお付き合いをいまだにさせて頂いております。ただやはり、この界隈はアコギの聖地と言えなくも無く、素晴らしいショップもたくさんございますので、あえて激戦区に挑まなくてもよいのでは??の判断から必要最低限のストックに限らせて頂いております。

さて、そんな必要最低限のストックの中から今回ご紹介いたしますのはコチラ“Breed love”というブランドのギター。フィンガーピッカー御用達、あのエド・ガーハードも使用する…ということで近年アメリカで注目を浴びているとのことですが、エド・ガーハード?ガーハート??お恥かしながら実際初めて聞いた名前でした。
でもまあ、ひとまず音を出してみなければ始まりません。早速レギュラーにチューニングをしてフィンガーピッキング。と言っても「ペンタングル系」の高度な芸当は出来ないワケですが、少なくともただのスリーフィンガーでは無い感じのそれっぽい弾き方で音を出したら

「何コレっ!??」

最初に持った感想は弾き易過ぎる。弦高が低いっ。ネックが細いっ。アコギではあまり使わないチョーキングが楽(笑)。大体エレアコというものが出現しはじめた70年代後半から「エレキから持ち換えた時に違和感のない弾き心地」なんていうキャッチフレーズは腐るほど見てきましたし、最近の極薄ネックのアコギ(エレアコ)も知らないわけではないのに、この弾き易さは尋常ではありません。個人の好みにもよるのでしょうが、私個人的には過去手にした全てのアコギの中で最高のプレイヤビリティーでした。

そして高級ギターのみが持ちえるリッチなトーン。これはまさに材のクオリティーそのものでしょう。特にコチラのギターはトップがシダーですので、柔らかい中にもアタック感があり、しかもサスティーンが長い、そして特筆したいのはタッチ&レスポンスに超優れていること。これなら繊細な右の指使いにもしっかり対応するでしょうね。
またローズウッドバックですので、コンパクトなボディーのわりには低域も出ます。中高音はとてもクリアーですが、強く弾いた場合はジャキジャキ感も出て、ギブソン的な雰囲気も味わえます。

ということで、しばらく弾き続けておりました。どんどんギターに入り込んでいく、脳からアルファ波がポワ~~ンと分泌されて、ストレスの多い仕事にはもってこいです(笑)。

ただひとつだけ難点を言えば、フラットピッカーには向かないかもしれません。フラットピッキングした時のブーミーさは若干あるかと思います。がっ、そのコンパクトさとオリジナリティーから部屋などで爪弾くにはもってこいと申しますか、最高でしょう。またLR・BAGGSのDUAL ELEMENTも搭載しておりますのでライブでも即お使いになれます。


そんなわけで、このギターのあまりの使い易さとそのサウンドについYOU TUBEでエド・ガーハードを検索してしまいました。決して多くはありませんが、動画を発見!!
なんと申しますか、ライクーダー好きの私にはピンときまくりでしたねー。最高に優しく温かく、歌っているギターサウンドにノックアウトされまくりです。アルバム購入決定ですね(笑)。


犬愛…まさに犬の様に従順になついてくれるギターです。

Breed love Performance Sries FOCUS SC25 定価¥588,000- 販売価格¥438,000-
※いずれも税込みのお値段となります。

Breed loveのウェブサイトはコチラです↓
http://breedlovemusic.com/ 国内輸入元 ヤマハミュージックトレーディング

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この記事は2010.01.05 Tuesdayに書かれたものです。
 クリーンブースターが流行している昨今ですが、当ブログに関しましても“クリーンブースター”で検索されてこれられる方が何故か圧倒的に多いです。
そんなわけですので、2010年最初は話題を「ブースター」にいたします。

ところで、昔はブースターと言えばいわゆるインピーダンスを変換してさらにアンプを歪ませる道具として使用する、あるいはトレブル・ブースターと呼ばれていたモノの様に歪んで潰れがちなアンプのサウンドをより前へ出す、音質補正も兼ねたモノが一般的にブースターと呼ばれていたのですが、最近ではバッファー的に使用する、あるいはサウンドに艶と奥行を出す、あるいはROLANDのJC対策として使用するといったかなり幅広い使用方法に変わってきています。

後者の使用の仕方をするブースターを一般的にクリーン・ブースターと呼んでおりますが、他にもオーバードライブ系ブースター、ファズ系ブースターとちょっとややこしいのがこのブースターの世界でもあるわけです。

ただ読んで字のごとく、たとえばIbanez TS-9をゲイン下げ目、ヴォリューム上げ目で使用すればそれがオーバードライブ系ブースターになるわけで、BOSS OD-1しかり、KLONのケンタウルスもコチラの部類に入ります。またダラス・ファズフェイス、VOX トーンベンダー等のファズを単体の歪みだけでなく、アンプの歪みと混ぜてハイゲイン&ギターのVOLを絞った時に得られる極上クリーントーンを使用するといったモノがファズ系ブースターとなるわけで、いたって字の通りです。


さて、では今回その中でもファズ系ブースターに関しまして、少しの間だけ語らせて頂きます。以前のコチラの記事と若干重複いたしますが、ご了承お願いいたします。

実は私的にファズ系ブースターという存在を本当に理解出来ましたのはわずか5〜6年前です。エフェクター販売担当となり、ヴィンテージのダラス・ファズフェイスを試奏した際にエフェクトをオンにしたままギターのVOLを下げた時、信じられないくらい心地よいクリーンサウンドが得られたこと。そして今度はVOLをフルにしたらまさにといったハイゲインな音圧を感じました。その瞬間、体に電気が走ったのを今でも鮮烈に憶えています。
まるでギターのVOLがエフェクトのオンオフSWかのように8.5でオフ、10でオンみたく効くわけです。そして長年の謎が解けたとその時に思いました。
と申しますのはジミヘンのビデオを観ていると、足元のSWを踏んでいる形跡がないにもかかわらず、いきなり轟音で歪みだしたかと思うと次の瞬間ものすごくクリーンなサウンドに変化したりしていたからです。BOSS OD-1が個人的な歪み系の最初の機種であった私はギターのVOL操作だけであそこまで音色が変化するものを今まで知らなかったわけです。またJIM DUNLOPのファズフェイスを持っていたこともあったのですが、本物のダラスは全く別物でした。
この特色はVOXトーンベンダーが入荷した際にも体験出来、また他のヴィンテージファズにも同じ様な効果があることが判った為、まさに目からウロコと申しますか、ブティック・エフェクターを扱っていく上で非常に役立ちました。

そして違った意味で今でも忘れられないファズ系ブースターのひとつにCAEFREDDY FUZZ(USA製)があります。これは友人のバンドのレコーディングに私がギターサウンド・コーディネーターの様なカタチで参加した際、かなり活躍した歪み系でして、私の歪み系エフェクターに対する本格的な(?)拘りはこれから始まったと言っても過言でないです。
そしてそのFREDDY FUZZはその時すでに生産されてなく、それをリメイクした商品が市場に出回り始めたのですが、それがBLACK CATというメーカーのOD-1というモノでした。私がエフェクター担当になってからもずいぶん販売させていただいた記憶があります。

「BOSSのBD-2を使ってるのだが、どうも音が立たない。つぶれる感じがする。何か良い歪み系はないか?」

そうおっしゃられるお客様にはBLACK CAT OD-1はよくオススメしたものです。
しかしながら、そのOD-1も遂に生産されなくなりずいぶんと経ってしまいました。そこでその代わりと申しますか、BLACK CAT OD-1のリメイクモノというのが今度は発売されたわけです(笑)。
しかもBLACK CATの代理店であったPCIが自ら立ち上げたブランド「EWS」からであり、これは由緒正しいと申しますか、かなり期待してその発売を待っていたわけですが、発売が決定して値段を聞いてビックリ!!なんと定価が15,000円(税抜き)です。ちなみに当店の販売価格が12,600円(税込み)ですから言ってみればB社の歪み系エフェクターより若干高いくらいでした。

それがコチラ「EWS FUZZY DRIVE」です。つまりこれはCAE FREDDY FUZZのリメイクBLACK CAT OD-1のそのまたリメイクですので孫にあたるわけですが、CAEに比べたら極端に価格的にリーズナブルになったわけです。
気になるサウンドの方ですが、孫ですので血統は同じであってもFREDDY FUZZとは別人(?)ですがファズ系ブースターとしてはかなり使えるサウンドに仕上がっています。もちろん、ギターのVOLコントロールや右手の強弱には機敏に反応してくれます(もちろんヴィンテージのそれらとはニュアンスは異なりますが)。
値段もお手頃ですので、ひとつそういったファズ系ブースターが欲しいとお考えの方には超オススメと言えます。

ではまたー!
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この記事は2010.01.04 Mondayに書かれたものです。

新年あけましておめでとうございます




旧年中は大変お世話になりました。
ありがとうございます。

ここ1〜2年の間、世の中大変なことになっていますが、
人はどんな激動の時代においても心に音楽を忘れないものと信じております。

そんな中、音楽を愛するスタッフが心からお薦めできるアイテムを厳選して
1/3(日)〜17(日)までNEW YEAR SALEを開催いたします。


貴方にとって理想の楽器をお届けするお手伝いを
今年も全力で取り組みたいと思う所存です。

ぜひ本年もよろしくお願いいたします。



宮地楽器 スタッフ一同














詳しくはコチラをクリック!!


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  • 2010.01.04 Monday
  • -

この記事は2009.11.17 Tuesdayに書かれたものです。


 ずいぶんと長いブランクが空いてしまいましたコチラのコーナーですが(苦笑)、実はトライアスロン・フェスタの「小川町フォークジャンボリー」を行っている最中にお客様から“どうせなら本当に小川町フォークジャンボリーを当店2FのZIPPAL HALL(ライブスペース)でやればいいのに”というご提案がありました。

そしてあれから5ヶ月の歳月が流れ、遂にっ、念願がかなって開催いたしますー!!「小川町フォークジャンボリー」!!!!オーイヤー
しかもっ、有名ゲストありの豪華版です。詳しくはコチラをご覧頂くとして、このイベントの主旨を簡潔に申し上げますと“お客様参加型のフォークイベント”であるということ。

たとえば、どこかのライブバーでお酒を飲みながら音楽を聴くというのはよくあることだと思いますが、今回の場合はそれもありつつ、皆自由に参加出来ないか?つまり自分もギターを弾いて歌ってしまえればこれ以上楽しいものはないわけで、しかもっ!そんな方々が何人も集まれば素晴らしい出会いもあるかもしれないっ。
もちろんご自慢のギター持参で参加するもよし、こちらでご用意したギターを使って完全飛び入りで曲を演奏して頂いて構いません(フォークの歌本はこちらでもご用意します)。そして上手下手は関係なしですので、ただその場の雰囲気に酔って頂き、その気になったらステージに立ち、他の参加者の方々と音楽そのもの、場そのものを共有して頂きたい。フリーで楽しい70年代的なイベントにしようではないかっといったそんな企画です(ちなみにゲスト以外、ステージはマイクと裸電球だけの楽しい専用サブステージをご用意)。

途中、3名のプロの方々にそれぞれ計3回ミニコンサートを開いて頂き、その素晴らしい音にも酔いしれて頂けますので、男性女性問わずお子様連れから若い方まで、またご家族でのご参加もお待ちいたしております。そして当方宮地楽器MUSIC JOYの生徒さんとスタジオ会員の皆様はもちろん、たとえば学生時代のサークル仲間やバンド仲間で楽しいひと時をみたいな感じもオーケイです。もちろん本職の方のご参加も受け付けておりますので是非2009年11月21日(土)宮地楽器 神田店2F ZIPPAL HALLまでお越し頂きます様、ヨロシクお願いいたします。

ご予約はコチラ↓で受付けております。
TEL 03-3255-2755


そんなわけで、たかださんが課題として練習を始めた「赤ちょうちん」ですが、3日坊主ならぬ、1日坊主で終わってしまった為、コチラのコーナーもチャンチャンという感じなのですがっ(苦笑)、それではあまりにあまりにもだろうということで、4フィンガーによる「22才の別れ」系のアルペジオを現在練習中であります(コチラの方がテンポが遅いため)。
そしてコチラのお披露目は11月21日(土)午後4時より開催される「小川町フォークジャンボリー」におきまして、宮地楽器神田店有志によりますところの3人組ユニット“鼻ちょうちん”にてご披露いたします。
この日、我々はオープニングアクトを勤めさせて頂きますー!!!パチパチ
ちなみに「22歳の別れ」ならぬ「52歳の別れ」という熟年離婚をテーマにした曲として演奏いたしますので、ご興味のある方は是非おいで下さいます様お願いいたします。

ではではー

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この記事は2009.11.09 Mondayに書かれたものです。
 10/22日の「Eleven Rack セミナーイベント第一弾」はたくさんの皆様にご来場頂き、スタッフも含めまして大変盛り上がりましたことを、この場を借りまして御礼申し上げます。

さて、先日のセミナーは私も客として(?)あくまで頭をフラットにして司会進行役のデジデザインのM氏の説明を耳をダンボにして聞いておりましたが、Eleven Rack の概要に関してはコチラのコーナーの2回目で私が語ったこと、たとえばギタリストが開発に携わっているのではないか?とか、あえてアナログサウンドをマニアックに究極に突き詰めているのではないか??等、私が実際に弾いてみて感じたあらゆることは、デジデザインという会社自体がガレージメーカーの時代からギタリスト&ミュージシャンが深く製品開発に関わっており、このようにマニアックなこだわり製品を作るなんてのはお手の物であるというM氏の説明とほぼ同様でしたので、「やはりなー」というのと、なるほどと胸をなで降ろした次第です(笑)。

しかし、そのデジデザイン・スタッフの開発秘話の中でも私も想像しなかったのが、実はこのEleven Rack というのはアンプやエフェクターそのものであったという事実です。簡単にご説明すると通常のマルチ・エフェクターは出音をあくまでシミュレートするのに対して、Eleven Rack はというとたとえばフェンダーのヴィンテージ・ベースマンを壊して、回路やパーツの乗数を一つづつ調べ上げて、コンピュータの中でそれらを構築するらしいのです。つまりシミュレートと言うよりコンピュータ(デジタル)の中でアンプ一台、エフェクター一台それぞれ作っているわけです(苦笑)。
これには驚きと同時に感動すらおぼえました。どおりでただのマルチ・エフェクターとはサウンド的にかけ離れ過ぎているはずです。いやあ、ある意味恐ろしい時代ですね(笑)。


そんなわけでこのコーナーも3回目を迎えましたので、いよいよサウンドに関するインプレに入りますが、上記した様に今までのいわゆる宅録器材やマルチエフェクターと呼ばれているものの常識や範疇を超えてしまっている製品(?)の為、ここが良いとか素晴らしいを連呼しても、あまりにスペースが足りません。
ですので、こちらではあえて、大胆にもEleven Rack のダメな部分、要するに「いくらデジタル技術が進んだとは言え、アナログと比較するにはまだちょっとイマイチかなー??」と思われる部分をむしろ逆に探って行った方が、かえってEleven Rack の実体が判りやすいのでは?と独断と偏見で判断し、早速進めてみたいと思います。
ということで私が気になった点は大きく以下の3つでした。

1.全体的なサウンドにヴィンテージや高級ブティックアンプ&エフェクターのみが持つ艶と奥行がない。

2.デジタルアンプなので他の歪みと混ぜた時に(アナログアンプの様に)溶け込み切れず、サウンドがギクシャクする傾向は残っている。

3.出音が最終的にキレイ過ぎる傾向がある。


では1からご説明いたしますと、デジタル製品にアナログの艶や奥行を求めること自体間違っています(笑)。しかし、あえてヴィンテージアンプのシミュレートを謳っている以上、贅沢過ぎる要求であってもこの点は非常に残念!というか今後のデジデザインの課題でしょうか(苦笑)。
ただし、一点だけ言えますのは、たとえデスクトップ上でそう感じても(モニターの質も問題)、エフェクターとプリアンプ以外スルーして、チューブギターアンプのパワーアンプ・インに突っ込めば、かなり本物のアンプっぽくなるのは確かです。いや、「ぽく」は語弊がありますね。本物のアンプになります(笑)。
これはチューブ・パワーアンプ自体がサウンドに艶や奥行を与える役目を果たしているわけですが、それよりもプリアンプとしての実力そのものが決して悪くない…いやむしろデジタルだと考えたら、何度も言うようですが前例にないくらいリアルなサウンドであり、ウソっ!?と思わず口にしたくなります。
もしコチラをプリアンプ、あるいはエフェクターとしてお使いになりたい方は是非、店頭にて当スタッフに「チューブのギターパワーアンプで鳴らしたいんだけど」と一言おっしゃって下さい。デスクトップ上のそれとはまったく違った世界を体験出来ますので。

ということでプリアンプとしての私のオススメと言いますか、是非お試し頂きたいのが、まずはプレキシ(60年代後半から70年代前半のマーシャル)です。これはElevenがプラグインだった頃から良い音だと感じてました。
次にVOXクリーン(クランチ?)モードのトレモロサウンドはかなりリアルでサイコーです(笑)。
またブラック・フェイスのクリーンモードはファンク系のカッティングに、80年代的なクールな感じでしたらデジデザイン・オリジナルアンプのクリーンはオススメです。
ソルダーノのリードモードも中々ニュアンスはよく出ていると思われ、ハイゲイン系は選択肢が結構あるので使い易いでしょう。
ツイード系は後述しますが、若干キビシイです(苦笑)。しかしながらデラックス・アンプのモードではブルースハープを突っ込みたくなる、いわゆる「そのカンジ」は再現されておりますので、いずれにせよ、工夫次第ではかなりハイレベルなバーチャル・ギターアンプになることだけは確かです。


さて次に2です。これはデジタルの宿命と言っていいですね。特に感じるのがフェンダーのブラック・フェイスやツイードを選択してクランチにアンプを設定して、前述しましたTSことJRCオーバードライブをブースターとして使用した際、顕著に現れます。
まるでデジタルいじめと言ってよいのですが(苦笑)、要するにSRVに代表されるブルージーなサウンドを作りたいわけですが、確かに良質なアナログのクランチ感は残念ながら再現されません。それをTSでブーストしたとしてもやはりギクシャク感は感じてしまいます。通常アナログですとナチュラル・コンプレッションが掛かったり、歪み成分がエフェクターとアンプで溶け込むのですが、そこはデジタル!さすがにそこまでは時代が進化してないのは仕方のないところでしょう。

しかしながら、これもデジタルに対しての非常に高度な要求なわけでして(苦笑)、もしこれでSRVの様なサウンドが本当に飛び出したら、それこそアナログアンプもエフェクターもこの世から必要なくなります。ただし、アンプ自体のサウンドは非常に良いので、ここでひとつ落ち着いてギターのVOLを若干絞ってソフトなタッチで弾いてみると、アンプのサウンドがそれに対応するかの様にクリーンでクリーミーでシャリンと倍音を含んだ音がします。タッチ&レスポンスもなんらアナログと変わりません。これは本物のチューブアンプのニュアンスを本当によく再現していると思いますね。

そして最後に3ですが、コチラも仕方がないと言ったらそれまでですが、アナログの良い意味の突拍子のなさはなく、全てにおいて計算され洗練されている印象は受けます。特にアナログだけが持ちえるプレイの100%を120%まで持ち上げる未知のマジック感というのは残念ながら持ち合わせていません(しかしアグレッシブなプレイに対応するキャパシティーは当然持ち合わせています)。


以上のことからデジタルの弱点は完全克服されてはいないものの、このくらいしか私には不満もストレスも感じなかったということです。それより逆に言えば、弾いていてデジタルであることをすっかり忘れてしまう為、上記のことを感じて、ふと我に帰ることが何度かありました。
また不満というのもかなり高度な要求に対しての不満です。それよりもこれらの実に本物っぽい多彩なアンプ&エフェクト群のサウンドに内側から燃えてくると言いましょうか(笑)、ある意味酔いしれられるので、しばらく弾きまくっていたのも事実です。

前回も触れました様に、たとえばエレハモのBIGMUFFならば78年以降のオペアンプ仕様でなく、トランジスタ仕様でしかもラムズヘッドでもない、トライアングル・ノブのデジタル・リメイクですから本当にマニアックであり、サウンドの方も柔らかくて甘くもあるブーミーさがそのまま再現されていたり、オリジナル独特の必要ないアクまで残っています(笑)。
RATも高域がキャンキャンする感じがシミュレートされており(もちろんフィルターは実物通りに効きます)、TSに関しては実物通り歪みません(爆)。といいますか、逆に嫌味なミッドとコンプレッションが抑えられてむしろ使い易いオーバードライブになっています。JRCは前にも触れました通り、たぶんジョークかと(笑)。
その他エフェクトに関しまして印象に残った点はテープエコーのワウフラッターを修正出来るSWが画面上にあり、実際可変出来るのには参りました(苦笑)。ここまでくるともう「おバカさん!」と愛情を込めて言いたくなります。そして最後にこれも印象に残ったユニ・ヴァイブのサウンドですが、このエフェクターの実物は個体差が激しすぎますので、本物と言ってもジミヘンと同じサウンドが出るとは限りませんが、こちらはいい感じで掛かります。
と、長々書きましたが、なんと言いましても何度も申し上げております様に、ギターのVOL操作あるいはピッキングの強弱に機敏に反応するところが絶対の売りですね。このあたりはデジデザインの新技術が導入されている様ですので、詳細は是非Eleven Rack のページまでお願いします。



さあ、そろそろまとめと行きましょう。
実はこのアンプやエフェクターにはガリがありません。当たり前ですね(爆)。レコーディング時にチューブがカラカラ音を立てるとか、キャビがガサガサ音を立てることもありません(苦笑)。ステージで盛り上がったところで煙を吹いてそのままお陀仏ということもなく(苦笑)、使用する室内、あるいは野外温度にもちろん左右されません。いつでも同じ条件で同じサウンドを得られるところが最大の長所と言えるでしょう。チューブアンプに付き物のランニングコストはないに等しく、むしろそのお金をアップグレードに使えるわけです。

そして最後にちょっと話はズレますが、このEleven Rack にはREAMPというモードがあり、これはレコーディング時において、ギターの素の音を録音さえしておけば、アンプやエフェクターを後掛け出来たり、素の音を本物のアンプで鳴らしてそれをマイクで同時録音することが出来るというもの。
これはプロの現場ではよくやることですが、その場合のマイクの入力端子まで付いています(コンデンサーマイク対応なのでもちろん歌の録音も可能です!)。まさにギタリストにとってはいたれり尽くせりなわけですがさらにっ!!
全世界共通の音楽制作ソフト、PRO TOOLS 8.0.1まで付属していること。そしてEleven Rack はオーディオ・インターフェイスも内蔵しているので、要するにコレ1台とそれなりなコンピューターがあれば、即プロレベルのレコーディングまで出来てしまうというスグレモノなわけです。
以上のことから最初に申し上げた通り、これは「音楽をクリエイトするためのギタリストの道具」であることに間違いはなく、しかもギタリストにとって素晴らしく実戦的な製品であるというのは間違いないでしょう。


さあ、貴方もこのツールで音楽をクリエイトしてみませんか???



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この記事は2009.10.18 Sundayに書かれたものです。
皆さんこんにちは。当店ベテランスタッフです(笑)。

では早速Digidesign Elevenrackの音質についてインプレッションさせて頂きたいのですが、その前にElevenrackの主な概要をお話させて頂きます。
カタログを開くと初めに書いてあることが、「ギタリストがスタジオやステージで直面する問題を解決するようデザインされた」とありますが、たぶんこの言葉が全てを表しているような気がします。
言い換えればこれはマルチエフェクターでもアンプシミュレーターでもない、独自のコンセプトの元に開発されたギタリストの為の道具と申しますか、ある意味、音楽を創造(つまり聴き手を感動させたり、高揚させたり)することを目的とした道具であるということです。

ですので、たとえばヴィンテージ・アンプやエフェクターを嗜好品としてお持ちになられている方が、それらを横に並べてElevenrackとどちらのサウンドが最高であるかと比べた場合、もちろんそれら(あくまでも状態の良い本物)にElevenrackのサウンドが匹敵するかと言えば私はNO!と答えます。たとえば高級アンプのリッチ感(艶や奥行、温かみ等)は無論本物だけが持ち得るのであって、その素材の良さは決してシミュレートで出せるものではないでしょう。

ただ、それ以上に感じることは、もし自分が音楽をクリエイト、すなわち創造する立場なら、様々な状況下で使用するわけですし、そのようなデリケートな楽器をいつでも持ち歩けるとは限りません。
しかもどのような状況に於いてもある程度のサウンドクオリティーを常に維持しなければならない場合は道具としてのサウンドの良さ、機能性の良さ、そしてその発展性は非常に重要なファクターであると考えられます。
このElevenrackのサウンドが現時点で発売されている他の機種のどれよりもそのような使用方法に於いて特化したモノであるかは、そのサウンドを実際に体験しないと判らないことであり、そのサウンドを一度でも体験すれば「ギタリストがスタジオやステージで直面する問題を解決するようデザインされた」ツールであることは容易に理解出来ます。よって、私自身もその“道具としてのサウンド”に感動したわけであり、そのことを頭の片隅に入れた上でこれから先をお読み頂けると、誤解もなく幸いと考えます。


さて、折角コチラのブログで取り上げるわけですから、デスクトップ・ミュージックのツールとしての使用方法はひとまず置いておき、あくまでプリアンプ&エフェクター単体としての性能に重点を置いてサウンドを探っていきます。
私がコチラの製品を初めて試した時、まず驚いたのが、エフェクターの種類とそのネーミングでした。

「むっ、こ、これはよくある、ただのマルチエフェクターという類のものではないぞ!」

と申しますのもモニターに映し出される歪み系の中のオーバードライブの色が、緑でツマミが3つ、そして名前がなんと、「JRC OVER DRIVE」となっていたからです。エフェクターに詳しい方ならもうこれだけでお判りになるでしょう(笑)。
つまり、キング・オブ・オーバードライブとして90年代以来、君臨しているIbanezのTS-808/TS-9を確実に意識しているのはアリとしても、さらにオペアンプまで「JRC4558D」のTSであるといった主張です(笑)。ここで思わずニンマリしてしまうわけですね。外人特有の一種のジョークであることは感じるのですが、「このツールをナメるなよ」といった、相当ギタリストをよく判っている、あるいはギタリスト自身が開発に携わっていることがこの「JRC」という文字で垣間見えるわけですね(笑)。

さらに歪み系はこの他には潔く2つしかありません。ひとつは黒くてツマミが3つの正方形、もうお判りでしょうがPROCOのRAT、そして銀色のラージボディーにツマミがトライアングルで3つ、そうです、E/HのBIG MUFF、と以上の3種類だけ。単純にオーバードライブ、ディストーション、ファズが入ってるだけなのですが、それらの特色が良い部分も悪い部分も(ここが重要!)リアルに再現されているあたりがいわゆる派手さと奇抜さと多機能重視のそんじょそこいらのマルチエフェクターと一線を引くものであるわけです。これらのサウンドの詳細は後述いたします。

さらにもっと言えば、コンプは近年様々なブティック・エフェクターメーカーのリメイク母体となっているROSSのコンプレッサー、フェイザーはMXR PHASE90、コーラスはBOSS CE-1はお決まりとしても、エコープレックス、E/H デラックス・メモリーマン(アナログディレイ)、ユニヴァイブ、そしてワウはJENとVOXの切り換えが可能、等アナログストンプBOX&ヴィンテージ名器のオンパレード!!であり、しかもそのどれもが良い意味でも悪い意味でもそれっぽい。一言、よく研究されています。
また、何と言ってもスゴイのが、このElevenrackにはデジタル系のエフェクター群、たとえばデジタル・ディレイやピッチ・シフター等が入っていません。デジタルなのにですっ!!(笑)センド・リターン端子が付いており、LOOPは好きな順番(位置)にかませられるので、そういうのはそっちで勝手にやってくれっ!!といったアナログサウンドへの追求、こだわり様はむしろ痛快過ぎるとも言えます。

確かに現在の音楽状況では、ギタリストのアナログ器材回帰は当たり前のものであり、それは内外問わないわけですからこうした時代のニーズに沿ったレイアウトは必然であっても、今までのデジタル・マルチエフェクターであれば「うわべ的にそれっぽいサウンドを作る」に終始していたものが、それを本当に使用している錯覚に陥らせてもらえるあたりにシンプルでありながらも斬新さを感じるわけですね。


そして忘れてならないと言いますか、むしろメインと言えるのがアンプ、つまり「プリアンプ」です。
コレの接続順も好きな場所に持っていけるのですが、より本物のアンプの使用方法に近づける為には最後に持ってくるのがよりそれらしいでしょう。
マーシャル、フェンダー、VOX、メサ・ブギー、ソルダーノといった大スタンダードのサウンドは当然レイアウトされているものの、特筆すべきはサウンド自体の奥の深さとタッチ&レスポンスでしょうか??まさかっ?と思うのですが、ギター側のVOL操作に対応してくれるのです。弱くクリーンに弾けばクリーンに、しかも高域のキラキラした倍音が残ってくれます。これはプレキシをイメージしたプリアンプに顕著に現れます。
しかも、たとえばマーシャルならあのクセのあるJCM800のサウンドや、フェンダーならばブラック・フェイスの他、デラックス系のツイードタイプのサウンドを数種シミュレートしてあり、そのどれもが「それっぽさ」という点で格段に今まで発売されたどの製品をも上回っています。
スピーカーキャビネットも当然選べるわけですが、私が感動したのはレアであるグリーンバックと言われるマーシャル・キャビネットが再現されていた点。
これは技術者が理屈で作った製品というより、ギタリスト自身が直接開発に携わって、耳で作っている、つまりジャンルや方法は違っても、ブティック・アンプ&エフェクター・ビルダーたちの音作り、つまり製品作りの工程とさほど感覚的に違わないのでは??というのが率直な感想です。


以上のことから、次回はElevenrackの各音質についてのインプレを独自の視点からしてみます。あと一回お付き合い下さいます様お願いいたします(笑)。




<Eleven Rack セミナーイベント第1弾!!>

関東に初上陸!
Eleven Rack がやってきた!ヤア!ヤア!ヤア!!

日程:10月22日(木) 16:00〜/19:00〜
場所:宮地楽器神田店 2Fライブホール「Zippal Hall」
参加費:無料

詳しくはコチラをご覧下さい。
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この記事は2009.09.29 Tuesdayに書かれたものです。
 ここ数年、家電品や携帯、また仕事で使うPC等、いわゆる生活必需品と呼ばれるものに関しては便利で多機能になり、めまぐるしく進歩しているようです。
当然そこにはデジタル技術というものが存在し、いよいよTVもアナログからデジタルへと放送方法まで変わりつつある現在、デジタル技術の進化イコール生活便利性の向上と言えなくはないでしょう。また数年前なら数万したようなモノが今は数千円で買える…そんな急進歩時代であるのも確かです。

さて、では音楽の世界ではどうなのか??特にレコーディング器材に関して言えば10数年前からデジデザインのプロツールズがレコーディング機器としてグローバルスタンダードとなり、現在はそれを生業とするプロからコンシューマーまで、幅広い層の支持に支えられ、音楽制作の現場にはなくてはならない存在にまでなった様です。
何故そこまでになったかと言えば、圧倒的なコストパフォーマンス性でしょう。
たとえば、ひと昔前の様にSSLやNEVEのコンソールがあるスタジオを作ったとします。当然予算は数千万から億単位。とても素人や個人が手を出せる代物ではありませんでした。
ところがプロツールズの場合は4〜5百万でそれ相応のレコーディング環境が出来てしまう為、アーティスト自身が自宅にそれらを常備しクリエイトに励む様になりました。プリプロ(デモ)というよりも本番録音もそこで出来てしまう為、当然莫大な経費の削減にもなりますし、そこからデータだけを持ち出して同じプロツールズの入ったレコーディングスタジオにおいてサウンド作りをすることも可能です。
あるいは、別のミュージシャンにあるデータを送り、録音してもらってデータを返してもらうといった時間がなく忙しいミュージシャンにとって、貴重な時間を有効に使える手段も活用されだし、そのコンパクト性からライブ録音のツール等、幅広く使用され始めたわけです。
まさに時代を席巻したプロのツールと言えるでしょう(笑)。


今回何故このようなお話からスタートさせていただいたかと言えば、私ども宮地楽器神田店ではこの10数年、上記したようなプロツールズ等のレコーディング器材と、それとは全く正反対と言えなくもない、ヴィンテージ・ギター及びヴィンテージ・アンプ&エフェクター等の販売をさせて頂いております。
当然、お客様の層が違うのはいたしかたないことのようにも思えますが、実は水と油とか、そういった類のものではありません。
音楽をクリエイトすなわち創造するに当たりましては、どちらも究極な器材(道具)と言えるのも確かであり、世界中の多くのミュージシャンがヴィンテージ・サウンドをこよなく愛し、ギター等に限らず、レコーディング機器に於いてもヴィンテージ・コンプやマイクプリアンプ等はいまだに目指すサウンドの中心になっているわけです。それはプロツールズのプラグインにヴィンテージ・エフェクトのサウンドがシミュレートされていることでも容易にわかることであり、すなわち、時代に流されない普遍的に良いサウンドというのは絶対的に存在するのであり、それは逆に言えばシミュレートでは再現不可能なそのものでしか出せない「究極の味」というのが存在し、それを求めているからこその現状ということでしょう。

つまり今現在に於いて、デジタルVSアナログといった観点でモノを考えたり、アナログよりデジタルが優秀といった考え方は単に生活必需品においての便利性だけであって、何かをクリエイトする場合にはむしろ時代遅れなのかもしれません。
デジタルとアナログのそれぞれの良い点で結ばれた融点の高い製品作りが現在の主流であり、デジタルはよりアナログなサウンドを追い求め、アナログはいかにしてより高音質を求め保ちながら、それと並行してデジタルの便利性と融合するかが時代の潮流に思えてなりません。


そんなわけで前置きが非常に長くなりましたが(苦笑)、今回ご紹介させて頂く商品は以下です。

Digidesign Eleven Rack

商品ページはコチラ


これをあくまでアナログの観点、つまりヴィンテージ・ギター、ヴィンテージ・アンプ、そしてエフェクターと本物を実際に扱ってきた我々スタッフがインプレッションするとどうなのか??どういう感想を持つのか???
メーカーサイドではないので辛口な意見も出るでしょうがそれがお客様にとって多少でもお役に立てばと考えまして、次回はインプレに本格的にチャレンジしたいと思います。


つづく。
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 まずはコチラからっ。

DLS Uitra Chorus

ウォームでスゥイートなステレオコーラスサウンドがウルトラ・ロー・ノイズで飛び出します。フルデジタル仕様ですが、それを感じさせないほどの暖かく太いサウンド!2台のコーラスを備えており、それぞれのチャンネルをプリセット出来るデュアル構造。そしてドライ音はあくまでもアナログ信号を保ちつづける設計になってます。
特筆すべきは内部トリマー5種類による微妙な調整が可能であること、JCのようにドライ&ウエットのコーラスでなく、ウエット&ウエットのステレオコーラスであること、また直流仕様の9V DCアダプターであれば極性を問わず使用出来る点です。
何か良いコーラスをお探しという方に、オススメです!!!

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次はコチラっ。

DLS Roto SIM


DLSのロータリーSPシュミレーターです。機能を簡潔に申し上げますとSLOW、FASTのスピード調整が可能で足元で切り換えが出来、エフェクト音の高域、低域のレベル調整が出来ます。そして高域(ツイーターホーン)、低域(ドラムホーン)それぞれの回転に合わせLEDが点灯。右側上のピンSWは内蔵のオーバードライブ回路のON/OFF、その上がオーバードライブのゲインコントロールになります。
2イン2アウトでエクスプレッションペダル(別売)によりスピードコントロールも可能です。
肝心の音の方はハイクオリティ-アナログ回路と16ビットデジタル回路の融合で、クリアーかつローノイズ!コーラスっぽい音ですので薄く掛けても心地よい広がり感が得られます。

商品ページへGO
コチラ

9/29まで抜き打ちでゲリラ的(?)にお安くご提供いたしますので、今後当店HP TOPのNEWSは要・チェゲバラでなく、チェキラっでお願いいたします。

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この記事は2009.08.11 Tuesdayに書かれたものです。

Vol.3 Fender MUSTANG BLUE 1966

      


1964年、デュオ・ソニックに当時の最新式トレモロ・アーム・ユニット“ダイナミック・ヴィブラート”を搭載し、FENDER社がビギナー向けに「高級機種JAZZ MASTERのトレモロ・アーム感覚を」と力を注いで開発したモデル“MUSTANG”…。この日本人には馴染みが深い“じゃじゃ馬”を3回目に取り上げてみたいと思います。

やはりムスタングと言えばコチラ、ダイナミック・ヴィブラートです。基本原理は確かにジャズ・マスター(ジャガー)と同じで、弦を止めているテールピース側を作動させてブリッジ本体が前後に揺れる構造です。しかもジャズマスター(ジャガー)ではふたつに分かれていたユニット・パーツがひとつにまとめられていて、ブリッジ本体はジャズマスター(ジャガー)と互換性があるものが使われているあたり、この合理性と機能性を併せ持った設計はまさに「天才!」としか言い様がありません。恐るべしレオ・フェンダー!!

さて、これが横から写した画像です。ダイナミック・ヴィブラートも年式によってテンション感が違ってくるのですが、コチラの年代(66年頃まで)が一番テンションが固く、ゆえにテールピースが後ろにふんぞり返ったセッティングになります(010や009から始まるゲージを張ると)。もともと70年代最初までのFENDERギターには3弦巻弦の太い弦が新品状態で張ってあったわけですが、それはムスタングも例外でなかったわけで、そう考えるとこのバネの強さは納得出来ますね。

そしてテールピースのスタッドに掛かるバネの強さはその位置で2段階に設定が可能になっています。写真の指を指している場所にご注目下さい。
そんなわけですので、この時期のダイナミック・ヴィブラートはアーミングした時の音程の可変幅も60年代後半からのそれより大きくなります。まさにアーミングをしている姿がダイナミックとなるわけですねー(笑)。


そういえば話は飛びますが、カート・コバーンの有名なエピソードで、ムスタングの弦高を上げ下げするのにいちいちブリッジ本体をギターからはずして、裏から弦高調整用の芋ネジを手で回していたというのがありますね。すごい根性です(汗)。正解はサドル両脇の膨らんでるところに小さな穴が開いているのですが、そこに6角レンチを差し込んで調整するです。
カート・コバーンのやり方は左写真をご参照下さい(笑)。

ちなみにサイド・ポジション・マークは69年までのローズとメイプルの間にパーロイドが埋め込まれたタイプ。ラッカー塗装とも相まってこのあたりにヴィンテージらしさというものが醸し出されているわけです。

次はヘッドです。
コチラのギターの場合、65年DATEのネック&ポットに66年DATEのピックアップが載っている為、66年出荷と判断して66年製と言っておりますが、この年代に多いのがコチラもそうですがスラブネックです。ストラトの場合ですとスラブなだけで「有難い」気持ちになりますが(苦笑)、ムスタングの場合にはラウンドとスラブで相場価格が変わるものではありません。
ただ多少サウンドに影響するのは確かでしょう。
でも何故スラブが存在したのか??このあたりの事情にお詳しい方がいらっしゃったら教えて頂きたいです。

また、“MUSTANG”という文字が走っているのが特徴的で、これは字体が変わりつつ、70年代中盤まで続く仕様ですね。野生馬、じゃじゃ馬、ボーイズレーサー??ミラージュ・ターボ???(古過ぎっ!!苦笑)
形容はいろいろありますが、要するにフロイドローズ搭載のストラトやソロイスト系ギターが大排気量のF1系スポーツカーだとしたら、こちらは小排気量のラリー車的と申しますか、草原のワインディング・ロードを小気味よくドリフトさせながら曲がる感じが想像出来、その辺の感覚が現在の若者をも虜にする魅力かと思われます。
カワカッコイイ…。偉そうでないけど速い。みたいな…。違う???(汗)

そして細かいことですがヘッドには“OFF SET CONTOUR BODY”のデカールもまだ貼ってあります。この後の年代になると入れられなくなるのですが、あった方がヘッドが締まる気がするのは私だけ??まあ、サウンドには全く関係ない話なんですが(苦笑)。
そしてニッケルメッキの“F-KEY”と呼ばれるペグですが、この頃はクルーソン製のF-KEYプラペグが付いております(70年途中からシャーラー製、クロームメッキ)。このプラも“MUSTANG”の雰囲気作りにいい味を出してるわけですね。

ネックの話が出たところでご覧頂きましょう。コチラ、もう以前ストラトのお話をさせて頂いた時に触れましたネックDATEです。左からモデルナンバー、月、年、ネックシェイプとなり、コチラはスタンダートのBネックです。
そういえばムスタング使いで有名であるチャーさんが以前、ムスタングには雄と雌がいると何かでおっしゃっておられましたが、ネックシェイプのことを指しておられたのでしょうか??気になるところではあります(笑)。

そしてネックポケットです。この頃のFENDER MUSTANG純正の厚いシムが入っています。このシムによってネックに角度を付け、ブリッジの高さを上げているわけですが、ギターの体に悪そうなのは言うまでもありません(汗)。

実はこのあたりの調整というのが、ムスタングというギターを活かしたり殺したりしてしまう肝心な部分です。
それにしても、当時はこれくらい作りがラフなものだったんですねー。

だって所詮エレキ・ギターですから。しかもビギナー用の(苦笑)。

ヴォリュームとトーンのノブは70年代中盤までコチラのジャズべタイプが付いており、途中からストラトタイプの黒に変わります。やはりジャズベタイプの方が質感的にGOODではあります。
そしてPOTですが、コンデンサー&ジャック共にオリジナルであると判断できました。実は66年製のPOTは以降のFENDER製品にはよく付いています。66年にたぶんモノを大量に仕入れてその後工場でずっと流用していたというのが定説です。なので70年代のギター&ベースに66年製のPOTが付いていてもそれはアリなんですね。
当時はこれらのギター&ベースが数十年経過して価値が上がるなんてことはFENDER社の誰もが想像すら出来なかったでしょうから。この間からこればかり言ってます(苦笑)。

さあ、話も佳境となりましたが、コチラがピックアップです。フロントとリアと配線材の色が違うのがこの頃の特徴であり、巻数を変えて出力的なバランスをとっているわけですね。
ちなみにコチラのギターではないのですが、以前測定したときに黄色いワイヤーの方が6.21kΩで白いワイヤーの方が5.55kΩという結果でした。いずれにせよ出力があるピックアップではないです。
ただこのあたりの発想は後のリプレイスメント・ピックアップのフロント、ミドル、リア用といった考え方のさきがけといった感じでオモシロイです。
PUキャビティーのシールドも高級機種、ジャガーやジャズマスターと同様に金属のシールド盤が貼られており、決してビギナー向けとか、スチューデントモデルだからといって手を抜いていないところにFENDER社がマーケティング的にこのギターに賭けていた気合を感じますっ

まとめ
70年代後半、FENDER社に「日本では何でこんなにムスタングが売れるのだ??」と不思議がられたFENDER MUSTANGであるのですが、理由はシニアの方ならお解かりの様に日本の某大御所ギタリストが広めたわけですね。私なんかも実は当時買ってしまった人間です
それはそうと、逆に今現在も某大人気アニメーションでジャパン製のムスタングが使われていたり、また別の映画で主人公が使用したりと、日本人には何故か縁が深い“MUSTANG”!!

この夏、絶対に来てますっ(笑)。


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また当店のFENDER/JAPAN MUSTANG モディファイブログ
コチラです!!

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